豪華仕様「アルファード・スペーシャスラウンジ」が「レクサスLM」に逆立ちしても敵わない点とは？

レクサスLM

“内装のセンス”は世界市場を見据えたLMが圧勝

では、ショーファーカーとして最も重要な内装はどうか。この点、後発のスペーシャスラウンジは後席用のヘッドレストスピーカーや最大9着の服を収納できるラゲージ洋服掛けなど、わかりやすく豪華かつ実用性の高い装備が特徴だ。

ただし、ベージュを基調とした内装のデザインは一昔前の大企業応接室といった設えで、LMの持つ高級マンションのリビングのようなクールな上質感とはやや趣を異にする。

このあたりはやはり架装車を思わせるもので、内外装一貫してデザインされワールドワイドな市場で戦うことを前提に開発されたLMには大きく及ばない。

スペーシャスラウンジはショーファーカーにミニバンを選ぶような、トレンドにも敏感な若年富裕層の目には野暮ったく映ってしまう可能性がある。