レギュラー車にハイオクを入れたら燃費改善？ 軽自動車だから軽油？ 燃料に関する「誤った認識」とは

画像：アフロ

「軽自動車＝軽油」という誤認識はもっと深刻

ハイオクガソリンとレギュラーガソリンの違い以上に注意が必要なのは、そもそも誤った燃料を入れてしまうケースです。

代表的な例として、「“軽”自動車だから“軽”油」と勘違いして給油してしまう事例があります。

まず、一部では電気自動車も登場していますが、軽自動車は基本的にディーゼルエンジンではなく、ガソリンエンジンを搭載しています。間違って軽油を給油してしまった場合は、燃料系統の清掃や部品交換など高額な修理が必要になることもあります。

逆に、ディーゼル車にガソリンを給油してしまう事例もあり、燃焼方式の違いによりエンジン内部に深刻な損傷が生じる可能性があります。どちらの場合も、絶対にエンジンをかけず、ロードサービスを呼んで燃料を抜き取る対応が必要です。

多くのガソリンスタンドの給油機には、レギュラーガソリンは赤、ハイオクガソリンは黄色、軽油は緑といった色分けがされています。

焦って給油する前に、ノズルの色や表示を必ず確認する習慣を持つことがトラブル防止につながります。