新型BMW Z4はトヨタコラボの突然変異。スープラと2択も悩ましい!?
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:BMWジャパン
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:BMWジャパン
開発を担当したプロジェクトリーダーのAndreas Edererは言う。「今まではクルージング向けでしたが、今回はよりダイナミックでスポーティです」。
そこに最大のミソがある。実はこの世代からZ4は初めてトヨタと共同開発された。中でも大きいのは完全新作された骨格プラットフォームで、そこで重要なのが各部の寸法。全長4324×全幅1864×全高1304mmは85mm長く、74mm広く、13mm高くなってるが問題はそこじゃない。キモは26mm縮められたホイールベースと98mmも広げられたフロントトレッド、低められた重心と1405kg(20i)と軽量化されたボディにある。
特に重心位置は、開発途中に設計変更してまで低く、センター寄りにされたそうで、ホイールベースは初代より25mmも短い。
これは「トヨタ スープラ」側の開発責任者の多田哲哉氏の言う「ホイールベースは既存のトヨタ86より短い。クルマの旋回性能はホイールベースとタイヤ左右のトレッド幅の比で決まりますが、86、ポルシェはもちろん量産スポーツで最もクイックに曲がれるようになっている」の証言と合致する。
実際この効果が新型Z4にも現れているようなのだ。BMW側はトヨタ共同開発の効果とは絶対言わないけれど。
まず驚くのは乗り始めのステアリングフィール。スッと切るとスッと曲がる。そう言うと当たり前だが、その動きが今までに味わったレベルじゃないほど軽くてスムーズ。最初は正直軽すぎ? とも感じるがそれでも安定していて恐さがない。クリーミーだけど濃厚という不思議な生クリームのようなタッチだ。今までのBMWの味じゃない。
一方、加速感はとんでもないレベル。特に小沢がリスボンで乗ったトップモデルの「M40i」はBMWの伝家の宝刀とでも言うべき3L直6ターボ搭載。最大出力340hpに最大トルク500Nmというパワーで、車重こそ2Lモデルと違い1535kgと重めだが、より変速タイムが縮められた8速ステップトロニックと共にグイグイ引っ張る。
0-100km/h加速が4.6秒なのはもちろん、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースでも遂に7分55秒台を記録したようで、ある意味リアルスポーツの仲間入りもしたわけだ。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
10年前のEVの実力ってどんなもんだった? 試乗してわかったBMWのEV「i3」の実力【ベストカーアーカイブス2013】
「東京高速道路」59年の歴史に幕! 「首都高都心環状線の迂回路が閉鎖」その影響とは でも“風景”はほぼ変わらない?
59年の歴史に幕! 銀座ビル街を抜ける“無料高速”「KK線」廃止 「新幹線並走」「周囲ネオンサイン」の景色も見納め… 今後は「歩行者空間」として再生へ
【無料なので土産にお1つにいかが?】F1日本GPでのレゴジャパン体験ブースとポップアップショップが大人気
【公式だよ】かなりよくない!? BMW全車種網羅のサイトがヤバい
“ゴルフ発祥の地”を名に冠したブランドから新作「スパイクレスゴルフシューズ」が登場!「異素材を組み合わせたソール」が快適なプレーをサポート
ポロ ラルフ ローレンは、端正でモダンなアメトラを提案──特集:2025年春、ジャケットかジップアップブルゾンどちらが正解?
ルーキーのハジャー、トラブルと戦いながら2戦連続の予選7番手「最高のラップ。最大限の速さを発揮できた」
「フォルクスワーゲン」vs「ルノー」最新モデルはどう違う!? 独・仏を代表する売れ筋「ティグアン」「カングー」を比較!【試乗記】
昔は本革シートより「布シート」のほうが高級品だったってホント? 「本革シート=高級車」の印象はいつから!? その理由とは
結局いちばん大事な性能!? [ランドクルーザー250]&最新電動[4WD]の[制動力]をテスト!!
東京都狛江市で自動運転バスの試乗会が開催された! 一般市民を対象に乗せた意味とは?
【覚えてますか?】荷室に“専用バイク”を搭載する「シティ」はホンダの天才的発想から生まれたコンパクトカー
【クルマ離れは本当か】若者はクルマの興味を失ってはいないが、所有や残価ローンの考え方が合理的
「クラウンエステート」早くも受注停止。HVとPHEVは175万円差、買うならどっちがお得?
【放置は危険です】黄砂と花粉の季節は早めの洗車を。ただの汚れと思うなかれ…放置すると大ダメージに
【震えて待て】アルファード中古価格の下落が止まらない。ローン終了と増産で次なる下値待ったなし
【先行公開】今秋登場の「GRカローラ」26年仕様はトルク&シャシー性能向上。巨大ウイングはGRMNの証?
【独自】フィアット「ムルティプラ」復活!? 「史上最も醜い車」は“エスティマ風”未来的デザインで26年公開か
アウトランダーPHEVが最近売れていない、は勘違い。台数停滞の理由は“季節性の買い控え”だった
【お値段以上にお得】300万円の予算で300万円以上の価値が感じられる国産現行モデルの中古車3選
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!