NSX一般公道試乗。見えてきた美点と欠点、販売問題も
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:望月 浩彦
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:望月 浩彦
スターターボタンを押すと、軽い咆哮とともにV6ツインターボユニットが目覚める。ハイブリッドではあるが、スタート時には必ずエンジンが始動する設定になっている。パワートレーンやサスペンションの特性を決めるドライブセレクターは、大人しい方からクワイエット、スポーツ、スポーツプラス、トラックの4種類。始動時はデフォルトであるスポーツが自動的に選択される。市街地からのスタートだったためすぐにクワイエットに切り換え発進。低速域でなおかつアクセルの踏み込み量が少ない状態ではフロントモーターだけで走る。スーパーカーが音もなく走るのはかなり新鮮な体験だった。
EV走行領域はさほど広くないため、アクセルを慎重に踏んでいても40km/h程度でエンジンがかかる。が、始動時のマナーは上々。エンジン+モーターで走っているときのパワーフィールも自然な仕上がりだ。スポーツに切り換えると、足の設定はそのままでアクセルに対する反応がよりビビッドになる。スポーツという名前ではあるが、デフォルト=事実上のノーマルモードであることを考えれば、アクセル、とくにモーターの尖った反応はもう少しマイルドなほうがリラックスして運転できるだろう。スーパースポーツとしての演出なのかもしれないが、そこはスポーツプラスとトラックに任せたほうがNSXらしい。もしかしたらアメリカ人の好みなのかもしれないが。
乗り心地は基本的に問題なし。いやむしろこの種のクルマとしてはかなり洗練されている。ただ一点、気になったのが都市高速を走っているときのリアの上下動だ。フロントを軸に常にリアが上下に揺れているのはあまり気持ちのいいものではない。アメリカの路面ではでない現象とのことだが、日本で走らせることを考えると、もっとフラット感がでるセッティングが欲しくなる。NSXは日米欧で同じセッティングを共有しているが、開発主導はあくまで北米。各地でのローカライズ作業は行われているというが、各国の路面状況を反映した、さらにきめ細かいチューニングの実施が今後の課題になりそうだ。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
10%の英ドライバーは故障につながる、ある単純な部品を一度も点検していない!?
バイクのある日常をテーマにしたイラスト展「HAVEABIKEDAY.Vol.7」がユナイテッドカフェ世田谷店で3/19~31まで開催!
新しい「“マイナ”免許証」まもなく交付スタート! これまでにない「カード一体化」でどんなメリットがある? 「更新が楽」「ちょっと安くなる」ことも 特徴は?
ランエボ使いが[ドイツ製スポーツカー]を20年以上も相棒にした本当の理由ってなんだ?
「フォルクスワーゲン・IDバズ カーゴ」が「フリート ニュース アワード 2025」で「ベスト スモール バン」に選出
【動画】KGモーターズの小型EV「mibot」に先行試乗。小さいのに実用性が高い、110万円のひとり乗り原付ミニカー
【2025年FIA F2をイチから学ぶ】鍵はドライバーの腕とチーム力。F1登竜門の注目ポイント
2戦連続Q2進出のデビュー。SFライツ王者のルーキー小出が見せた“レース中の進化”
これが最後の10台に。ミツオカの2シーターオープン『ファイナル・ヒミコ』が限定発売
BMWの新世代EV「ノイエ・クラッセ」、4つの高性能コンピューター「スーパーブレイン」搭載へ
アルピーヌ育成ミニがポールポジション獲得。マルタンスを退ける……宮田莉朋は12番手|FIA F2メルボルン予選
トヨタ『クラウン』第4のモデル「エステート」発売 HEVとPHEVを設定、635万円から
【実際どうなの?】「WR-V」オーナーのガチな本音…コスパは魅力的。でもやっぱり“割り切り”が必要!
「ジムニー」の“進化”を大胆予想。軽、3ドアのシエラ、5ドアのノマドときたら…次はピックアップトラックで決まり⁉︎
やっと出た「エステート」にもマット塗装追加! “ザ・クラウン”でしか買えない特別仕様車は今夏発売
【やっと】「エステート」発売。フルフラットな広大ラゲッジで史上最もアクティブなクラウン…635万円から
欲しくても買えない…注文殺到で長納期化の「ランクル」や「ジムニー」。なぜメーカーは増産しないのか?
レクサス「LM」が前年比477%増と売れまくり。1500万円超の高額車をヒットさせるトヨタの“したたかさ”
“トランプ関税”で次期シビックがメキシコ産から米国産に?「アメリカ・ファースト」が日本車に与える影響とは
【1年半遅れ】今春登場の新型「ムーヴ」…HEVナシ、20万円値上げも“スライドドア採用”で一発大逆転へ
「やっちゃえ日産」よ再び! 余計なお世話は承知の上で、今必要なのはe-POWERだけじゃなくてこんなクルマ
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!