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ミトのTCT仕様に試乗 遅れてきた“真打ち”

ミトのTCT仕様に試乗 遅れてきた“真打ち”

マルチエアエンジンでは、吸気用カムシャフトを吸気バルブ駆動用の油圧ポンプを作動させるためだけに使用。吸気バルブのリフト量や開閉時期を油圧によって自由に制御できるため、とくに低負荷時のポンピングロスを大きく削減している。現在もっとも進んでいる可変バルブタイミング機構といってもいいだろう。この技術は汎用性も高く、近い将来にはディーゼルエンジンにも適用されるという。日本導入が決まっているジュリエッタにもこのエンジンが積まれる。

性能アップした上に安いィィ!?

というわけで某テレビ番組における私の相棒でもあるまなぶは去年、出たばかりのミトを購入。一瞬、リアルスポーツカー好きの彼がなぜ? と思ったが、ナゾはすぐ解けた。ファッショナブルかつスポーティな存在に目の無い彼は、ウラハラに家族第一主義だったりもする。よって、彼にとってミトは理想的なチョイスなのだ。

ところが先日、とんでもないことが起きた。発売1年ちょっとでマイナーチェンジし、グレード追加がなされたわけだが、それが今回乗ったミトのTCT。名前が表すように、最大のポイントは「TCT」という新型ツインクラッチ・ミッションの追加にあり、これにより従来の6MT版に比べて利便性を高めつつ、燃費を向上させようという狙いだ。

だが、問題はそれ以上に組み合わされる新型エンジンだ。1.4リッター直4は変わらないが、吸気システムにBMWのバルブトロニックにも似た「マルチエア」を採用。これはスロットルバタフライを無くし、吸気効率を画期的に高めるシステムで概念的には出力で10%、トルクで15%向上し、燃費は同時に10%も改善できるという。ついでにアイドリングストップも可能になる。

もちろんTCT+マルチエアは普及グレード『スプリント』に搭載されるので、ピークパワーは既存6MTの『スポーツ』に比べあえて20psダウンの135psで、ピークトルクも0.9kg-mダウンの19.4kg-m。が、トルクは実はダイナミックモードにすれば、共に同じ23.5kg-mにハネ上がるだけでなく、新型の方がより低い1750rpmから発揮される。いったいこれってどういうこと???

それだけではない。細かい装備もリアシートが6対4の分割式になって2人乗りが3人乗り(前後5人乗車)になるだけでなく、細かく見るとミラーが電動格納式になり、助手席フットレストが付き、さらに40万円プラスで18インチホイールや可変ダンパーが選べるという。

もっと決定的なのは価格で、従来285万円だったのが、なんと278万円に値下げ。装備充実で人がより乗れて安いとは! そりゃあ初期モデルのユーザーは複雑だろうなぁ…と思っていたところの冒頭の彼のコメント。非常に悩ましいキブンだったに違いないのであーる。

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