「アルファード」の中古車価格の下落に「中国版アルファード」の存在アリ!? 日本導入されたら「ミニバン戦国時代」の幕開けか
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 152
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では、なぜアジア諸国におけるアルファードは苦戦を強いられているのでしょうか? 前出のある業界関係者は次のように分析します。
「販売台数が思うように伸びない理由は、アルファードそのものにあるわけではなく、強力なライバルの存在があると思います。
その筆頭格と言えるのが、BYDグループのデンツァが2022年に発売した『D9』です。
アルファードによく似たルックスを持つD9ですが、全長5250mm×全幅1960mm×全高1920mmとその存在感はアルファード以上です。パワートレインはBEVとPHEVの2種類が用意されており、どちらも必要十分以上のスペックと航続距離を備えています。
驚くべきは、中国では約700〜900万円、タイでは約900万円〜1200万円程度というその価格です。中国とタイにおけるアルファードは、どちらも2000万円程度の価格帯となっているため、D9はおよそ半額です。
現地メディアによれば、D9は2024年の中国で約10万台を販売し、アルファードを圧倒しています。
また、タイでも2025年3月に高級ミニバン(MPV)カテゴリーで1位を獲得するなど、アルファードをおびやかす存在となっています」
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