【過去最高の初月受注達成】新型フォレスターはなぜ売れているのか？ 爆発的な受注の裏にある5つの強みを解説

スバル フォレスター

フォレスターが評価される5つの理由

新型フォレスターの何がどういいかといえば、筆者が考えるところによれば以下のとおりである。

１｜エクステリアデザインがいい

ネット上では「相変わらず死ぬほどダサい」などと酷評する意見も散見されるが、この、ダサいというよりは「無骨な」という表現がふさわしい造形を好む人も多い。

２｜実用性が高い

無骨なデザインとのいわばトレードオフで、新型フォレスターは「やたらと視界がいい」「荷室の開口部が広くて使いやすい」等々に代表される実用性の高さを備えている。

3｜走りがいい

相変わらず信頼のおける四駆システムを含め、フルインナーフレーム構造の採用や構造用接着剤の使用範囲拡大、サスペンションの改良等々によって、これまでも良好だった乗り心地や操縦安定性、操舵レスポンスなどはさらに向上した。

4｜ストロングハイブリッドの採用

「実燃費がいまいち」というのが、歴代フォレスターに限らずスバル車全般の弱点だったが、新型フォレスターはWLTCモード燃費18.4～18.8km/Lをマークするストロングハイブリッド車をラインナップ。燃費面での懸念も払拭された。

5｜アイサイトの実績とイメージ

アイサイト的な安全装備および運転支援システムはもはやスバルの専売特許ではなく、ほぼすべてのミドルクラス以上のSUVで「お約束」になっている。しかし新世代アイサイトおよびアイサイトXには、動きの自然さなどに関してやはり一日の長がある。

また単純に「アイサイトはイメージがいい（なんとなく他社の品より『効きそう』な気がする）」というのも、売れている要因のひとつだろう。

ほかにもあるかもしれないが、おおむね以上の理由により新型フォレスターは、従来型よりずいぶん高額になったにもかかわらず、市場に（ユーザーに）受け入れられた。