爆売れトール/ルーミーにも不正の影響…。ハイブリッド搭載の新型は24年夏に延期
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 70
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コンパクトで扱いやすいサイズと広い室内空間、スライドドアの利便性を兼ね備えた「プチバン」であるダイハツ「トール」、トヨタ「ルーミー」は非常に高い人気を誇っています。
販売台数としてはルーミーが圧倒的で、2016年の登場以来新車販売台数ランキングトップ10の常連となっています。
そんなトール/ルーミーは登場からおよそ7年が経過しており、新型の登場が待たれています。
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一方、ダイハツはコンパクトSUVの「ロッキー」「ライズ」のハイブリッド車の衝突試験に関する認証手続きに不正があったことを発表し、5月19日以降両車の販売・出荷を停止しています。7月末時点で販売は再開されておらず、ユーザーの混乱は続いています。
>>ダイハツ、ロッキー/ライズHEV車の衝突試験で不正。影響は7万8000台以上
さらに、ロッキー/ライズのハイブリッド車における不正は、ダイハツが海外で行なっていた不正に対する検査のなかで発見されたものです。日本で販売されているすべてのモデルに不正があったわけではないと言いますが、問題の根は深く、根本的な解決まではかなりの時間を要すると見られています。
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では、そうした不正問題は新型トール/ルーミーにどのような影響を与えているのでしょうか?
大方の予想では、トール/ルーミーのフルモデルチェンジは2023年秋頃と言われていました。トール/ルーミーは2020年にマイナーチェンジをしており、そこからおよそ3年が経過したタイミングであることから、この予想は妥当なものです。
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ただ、関係者からの最新の情報によれば、やはり不正の影響は大きく、少なくとも2023年秋のフルモデルチェンジは実現しないようです。
具体的なフルモデルチェンジの時期は不透明ではあるものの、現状では2024年夏以降の可能性が濃厚となっています。
また、新型トール/ルーミーの目玉になると予想されているハイブリッド車には、「e-スマートハイブリッド」が搭載されると見られています。しかし、これはロッキー/ライズと同じハイブリッドであることから、ダイハツとしても万全の体制でリリースできるよう慎重に調整を進めているようです。
こうした事情に加えて、かねてからの部品不足による長納期化の影響もあります。トール/ルーミーのような実用車はできる限り短い納期であることが求められますが、慢性的な部品不足が発生している現状では、新車の安定した供給ができない可能性があります。
特に、半導体を多用するハイブリッド車は部品不足の影響を受けやすく、安定供給の目処が立つまで新型車の発表を後ろ倒しにするケースも考えられます。
いずれにせよ、現行モデルのオーダーを受け付けている現状では、2023年秋のフルモデルチェンジはないものと考えて良さそうです。
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一方、新型トール/ルーミーの開発はほぼ終了しているという情報もあります。
上述した通り、新型トール/ルーミーでは「e-スマートハイブリッド」の搭載が確実視されており、現行モデルで課題となっていた燃費性能が大きく改善される見込みです。
直接のライバルであるスズキ「ソリオ」には、22.3km/Lのカタログ燃費を誇るハイブリッド車が2022年に追加されていますが、「e-スマートハイブリッド」が搭載されることで、カタログ燃費はソリオを上回る可能性が濃厚です。
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また、「DNGAプラットフォーム」の採用によりボディ剛性や静粛性といったクルマの基本性能がアップデートされると見られており、先進安全運転支援システムも「スマートパノラマパーキングアシスト」などの最新機能が搭載されると予想されています。
機能装備の向上にともない、現行モデルに対して一定の値上げは避けられません。ただ、手頃な価格であることがトール/ルーミーの大きな価値であることを考えると、ハイブリッド車でも200万円台前半に収まりそうです。
ただ、こうした情報はあくまで2023年7月時点のものです。ダイハツが行なった不正は自動車メーカーの根幹を揺るがすほど重大なものであり、今後新たな不正が発見された場合には、当面の新型車登場スケジュールが完全に白紙となってしまう可能性もあります。
結局のところ、不正問題がクリアにならない限り、新型トール/ルーミーの姿は見えてこないのが実情のようです。
写真:ダイハツ、トヨタ自動車
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