なんだかちょっと地味…? 新型N-BOXの色について聞いてカラー担当に聞いてみた
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:小林 俊樹 115
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8/3、ホンダの軽自動車新型「N-BOX」が公開されました。超ヒットモデルの新型ということで乗り換え決定組も多いのではないかと思いますが、すでに先行予約も始まっているようです。
そんなみなさん、ボディカラーは決まっていますか?
新型N-BOXのホディカラーは、標準車にはベーシックカラー7色とファッションスタイル3色の計10色、カスタムにはベーシックカラー6色とコーディネイトスタイル3色の計9色を用意しています。
先代にあったグリーン系やパープル系が無くなっており、また、他メーカーのライバルなどに比べると全体的にやや地味めな印象。
しかし王者N-BOXが意味もなく地味にするはずはないはず。ということで、ボディカラーを担当した松村美月さんにお話を伺いました。
「エクステリアデザインのコンセプトが『暮らしに調和するコト』ということで、生活に馴染む色、普段から手に取りやすい色をイメージしてラインアップしました。最近のカラートレンドが無彩色系なので、標準車のベーシックカラーは無彩色系を充実させました。白、黒、グレー、シルバーなどですね」
有彩色、つまり先にあげたグリーン系などは個人の好みがはっきり出てしまう。それより落ち着いたトーンの近い色の中から“どれが自分に似合うか”という選ぶ喜びを提供したかったといいます。
要するに「地味なのではなく最近人気の色を設定したら全体的に落ち着いた色になった」というわけです。地味とか言ってすみません。
そして、ベーシックカラーの他に標準車には「ファッションスタイル」、カスタムには「コーディネートスタイル」というカラーパッケージを用意しています。
「ちょっと自分の個性を出したい」という人に選んでほしいというファッションスタイルには、ホンダ初の新色「オータムイエロー・パール」を設定。標準車の中で唯一の「有彩色」です。
「いままでの黄色は元気な感じでしたが、生活に馴染む色、肌なじみのあるいろにしました。明る過ぎず、かといって落としすぎないバランスの調整が難しかったです」
そしてカスタム。カスタムは男性的なイメージがありますが、女性が選ぶことも少なくないそうです。N-BOXのコアユーザーは子育てママなので、汚れが目立ちにくい黒い内装が好まれたり、そもそもカスタムのデザインやカラーのほうが好きという方も多いのだとか。
そんなことから、カスタムを好む女性が所有感を高められるようなカラー設定にしたとのこと。
事前説明会の会場に展示されていたN-BOXファッションスタイルのオータムイエロー・パールは、たしかに鮮やかすぎず、おとなしすぎずの塩梅が絶妙。印象的だったのはそのホイールキャップで、三色に塗り分けられた凝ったデザインがプレーンなボディと落ち着いたボディカラーにマッチしていました。
標準車のファッションスタイルに設定されている「フィヨルドミスト・パール」は「ステップワゴン エアー」や「フリード」、カスタムに設定されている「スレートグレー・パール」は「フィット RS」にも採用されている色とのこと。
ちなみに松村さんの推しはオータムイエロー・パールだそうで、ボディカラーを選ぶ際に一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
<おわり>
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