新世代ボルボの第一弾「新型XC90」に試乗。先代オーナーが進化を語る
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:菊池 貴之
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試乗したのは「T6 AWD インスクリプション」。実を言うと、オーナーとして先代XC90に乗っていて「楽しい」と感じたことはなかった。とはいえ、そもそも走りの楽しさを望んで買ったわけではなかったから、不満はなかった。それどころか、遠出をするたび、天下一品といってもいい長距離走行時の疲れの少なさに感謝していたほどだ。
新型XC90も、そんなキャラクターのクルマだろうなと予想していたのだが、それはいい意味で裏切られた。郊外の道路や高速道路を走っているときの安心感と快適性は相変わらずのボルボ流。いや、50km/h以下までならステアリング操作もアシストする全車速追従機能付きオートクルーズや自動ブレーキなどを含む14の先進安全装備が加わった分、安心感も快適性も安全性も大幅にレベルアップしている。
完全新設計されたシートの座り心地も最高だ。僕は長距離走行があまり得意ではないのだが、先代同様、新型XC90も、「こいつとなら500kmでも600kmでも、あるいは1000kmでも走れるな」と思わせてくれた。
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