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M6グランクーペ、Mでしか味わえない恍惚…

あるときはラグジュアリーに、あるときは牙をむく

4.4L・V8ツインスクロールターボは、火を入れた瞬間から迫力あるサウンドでその存在感をアピールし始める。組み合わせるトランスミッションはMモデル専用の7速M DCT Drivelogic。シフトセレクター手前にあるボタンによって「変速のキレ味」を3段階でセットできる。

変速スピード重視モードでは変速時にドンッというショックを伴うものの、わずかな駆動力の途切れも許さない電光石火の変速を実行。逆にコンフォート重視モードはいつ変速したかわからないぐらいの優しい変速をする。また、サスペンション、ステアリング、スロットル特性なども好みに応じてドライバーがセットアップできる。好みのセッティングを2種類記憶させ、ステアリング上のMドライブボタンで瞬時に呼び出せるのも嬉しい点だ。

効率と快適性を重視した走行モードでのM6グランクーペは、美しいスタイリングをもつ4ドアクーペらしい快適な走りをみせる。2ドアのM6クーペより115mm長いホイールベースの貢献もあり、乗り心地は思いのほかマイルド。スロットル操作に対する加速も角の取れた扱いやすいものになる。無論、この状態でも踏めばめっぽう速いが、飛ばせ飛ばせとドライバーをけしかけてくることはない。絵に描いたようなスポーツラグジュアリーである。

スポーツ性を重視したモードにすると様相は一変する。ダンパーの減衰力が高まり、ステアリングは反力を増し、エンジンはミリ単位のペダル操作にも敏感に反応する。過給遅れを一切感じさせない鋭敏なレスポンス、7000回転を超えてなお伸びていく途方もないパワー、速度を増せば増すほど路面にピタリと張り付く足、ボディの大きさを感じさせない軽快な身のこなし、低重心による安定感……。もし貴方が幸運にもM6グランクーペのオーナーになったら、月に一度でもいいからこの「牙をむいた状態」を選び、Mモデルでしか味わえない恍惚を存分に味わい尽くして欲しい。

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