「N-BOX」「スペーシア」「タント」 軽スーパーハイトワゴントップ3をあらためて比べてみた
掲載 更新 carview! 写真:編集部 78
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最後に「タント」です。現行型は2019年登場と、今回の中で一番新しいモデルとなります。昨年11月に26か月販売台数トップだったN-BOXの連勝を止めたのが記憶に新しいのではないでしょうか。やはりノーマルとカスタムの2種類のボディがあり、エンジンは660cc3気筒でターボ(最大出力64ps、最大トルク100Nm)とNA(同52ps、同60Nm)を設定しています。価格は124万3000円~197万4500円。
今回の試乗車はノーマルでNAエンジンの「X」(FF・149万500円)です。
タントの良かったところです。
<走行性能の高さ>
現行型から採用されたダイハツの新プラットフォーム「DNGA」の効果は伊達ではなく、軽自動車とは思えない走行性能の高さを誇ります。コーナリング性能、直進安定性は今回の3台の中で随一といえ、スーパーハイトワゴンらしからぬ安定感があります。またブレーキのコントロール性が高く、低速でゆっくり停車するというような繊細な操作性をもつところも好印象でした。
<使い勝手が良い>
2代目から継承されている、左センターピラーのない「ミラクルオープンドア」と、現行から採用された世界初という後方に大きくスライドする運転席を組み合わせた「ミラクルウォークスルーパッケージ」は子育て世代にピッタリの機能で、左側スライドドアから楽に乗り降りすることができます。また助手席ドアにイージークロージャーが付いていたり、使い勝手を高めたタントならではの機能は魅力的です。
タントの気になったところです。
<固めの乗り心地>
走行性能の高さの副作用なのか、足回りがやや固めの印象。路面の凹凸を拾って終始ボディに振動が伝わってきます。編集的には日常の使用では及第点と感じましたが、乗り心地を重視される方は乗って確かめたほうがよさそうです。
<軽自動車感強めのデザイン>
N-BOXと比較すると質素に感じる外装と内装のデザイン。また質感もプラスチック感の強いもので、標準的な軽自動車らしいものではありますが、N-BOXの上質感を見てしまうとやや物足りなさを感じました。
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