【疑問】愛車が“古く見える”のは何年か。車齢は長期化傾向も、中国勢の台頭で陳腐化のスピードが一気に増加?
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 80
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そのクルマに「古さ」を感じてしまうかどうかは、その人次第であることは言うまでもありません。ただ、ある業界関係者は「おおよその傾向はある」としたうえで、次のように続けます。
「いまからおよそ100年前、当時のGMの社長であったアルフレッド・スローン氏は『計画的陳腐化』というマーケティング手法を生み出しました。
簡単に言えば、定期的に改良を行うことで、既存のクルマを古く見せ、新モデルへの買い替えをうながすというものです。ここから生まれた『モデルチェンジ』という概念は、いまの自動車産業にも受け継がれています。
近年のモデルチェンジは、ボディや内装などあらゆる部分が刷新される『フルモデルチェンジ』、小~中規模の内外装の変更やパワートレーンの見直しなどが行われる『マイナーチェンジ』、機能のアップデートや法規対応などの小改良がメインとなる『一部改良』の3種類に分類することができます。
一般的に、フルモデルチェンジは6年程度、マイナーチェンジは3年程度、一部改良は1~2年程度のサイクルで行われることがほとんどです。
内外装のデザインが大きく変わるタイミングは、フルモデルチェンジかマイナーチェンジであるため、新車の発売から3年もしくは6年が経過すると『古さ』を感じてしまうことがあるかもしれません」
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