リモート駐車など先進装備を満載した最新のSクラスとAMGに試乗する
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:菊池 貴之
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翌日、「メルセデスAMG S63 ロング」で東京へ向かった。AMGだけに見た目はところどころアグレッシブになっているが、大人が乗るSクラスだから控えめだ。だが控えめであるがゆえに逆に凄みが増してしまっているというのは否めない。色の選択によっては『アウトレイジ最終章』まっしぐらだ。こちらもS560と同じ4L V8ターボエンジンを搭載するが、チューニングはまったく異なり、最高出力612ps、最大トルク91.8kgmを誇る。それにAMGの場合、One Man One Engineといって最初から最後までひとりが責任をもって組み上げるため…なんというかありがたみがある。S560のエンジン同様、低負荷時には8気筒あるうちの4気筒が休止し、燃料消費を抑える。切り替わりの瞬間はメーター内の表示を見ていない限りわからない。
600ps超といっても、紳士的なアクセル操作を保つ限り紳士的な振る舞いに終始する。ダイナミックセレクトでSPORTやSPORTプラスを選ぶと、同じ9段でもS560のトルコンタイプとは異なる湿式多板クラッチタイプのトランスミッションがその真価を発揮して、ドライバーのパドル操作に合わせてダンッ、ダンッとダイレクトにギアダウンする。その際エンジンは自動的にブリッピングしてくれ、気分上々、そのためにあるわけではないが、9段もあるから何度も楽しめる(ただしそれなりのスピードに達しないとなかなか9段に入らない)。
電子制御を駆使したサスペンションシステムを採用するため、乗り心地も普段はS560同様の快適さを保つ。S560にしてもAMG S63にしても、リアにVIPを乗せて走る際に求められるジェントルな挙動から、調子に乗ったスポーツカーを追いかけ回すのに適した挙動まで、自由に瞬時に呼び出せるというのがSクラスの懐の深さだ。AMGの場合、ダイナミックな方面への適応力が非常に幅広いというのが違いと考えていればOKだ。それが4MATICなら悪路への対応力も増す。Sクラスに足りないものはないのだ。
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