リモート駐車など先進装備を満載した最新のSクラスとAMGに試乗する
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:菊池 貴之
このほか、書ききれないが、他社製品に付いていているこの分野の機能はほぼ付いているいっぽう、Sクラスに付いていて他社製品にない機能は多い。
新たにメルセデスミーコネクトというデジタルカーライフ関連のコンセプトも取り入れられた。いくつか機能があって、例えばリモートパーキングアシスト。アシストとあるが、これはリモートパーキングだ。あらかじめアプリを入れたスマートフォンやタブレットを使うことで車外からSクラスを縦列駐車、並列駐車させることができる(出庫も可能)。低速走行中にシステムが道路脇の駐車可能スペースを検知したら停止し、ドライバーはクルマを降りる。クルマの近くでスマホの画面をぐるぐると回すと、Sクラス自らが認識したスペースに縦列駐車、あるいは並列駐車してくれる。必要なら自動的に切り返す。ドライバーはただぐるぐる回し続ければOK。早くても10秒、20秒かかると聞くと、自分でやったほうが早いと考える人もいるだろうが、ミラーを閉じた状態で車幅+60cmの隙間があれば駐車可能(並列駐車の場合)なので、駐車するとドアを開けられないほどのスペースしかない場合、降りてこのアシストを使えば便利というわけだ。ただそうすると両脇のクルマへ乗り込むことが…それはまぁ…早く多くのクルマに同種の機能が備わるようになるといいな。
また、アプリで車両ステータス(走行距離、燃料、平均燃費など)を確認できたり、自車位置を表示させたりもできる(大きな駐車場でどこに駐めたかわかる)。このほか、システムが事故を検知するか、乗員が車内のSOSボタンを押し下げることで消防に連絡がいくサービスや、オペレーターと会話することでカーナビの目的地設定やホテル、レストランなどの予約を代行してくれるサービスなども備わる。
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