リモート駐車など先進装備を満載した最新のSクラスとAMGに試乗する
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:菊池 貴之
さてSクラスを高速道路で走らせるというのは、クルマで行う最も快適な行為のひとつだ。加速、減速、コーナリングのどれをとっても、操作に対しての反応が過敏でも鈍感でもなく、一切の予期せぬ挙動がなく、思ったとおりの動きをしてくれる。4L V8ターボは直噴でバンクの内側にターボを配置する今風のエンジンで、最高出力469ps、最大トルク71.4kgmと、車両重量2220kgに対しても十分なスペックをもちあわせているが、速さ、力強さなどをドライバーに主張するわけではなく、ただただスムーズに加速、巡航させてくれ、ドライバーにストレスを与えない。9速ATも完璧に裏方をこなすがゆえに存在感がない。常に適切なギアをショックなく選び続けるだけ。念のために報告しておくと、スペックに見合うだけの制動力も備わっていた。クルマが全方位的によいと書くことがないという典型例だ。
現行Sクラスの上位モデルには、フロントガラス上部のカメラでこれから走行する路面の凹凸を検知し、ダンパーの減衰力を最適化するマジックボディコントロールが備わる。これにはコーナリング時に車体が内側に傾いて、乗員が車内で外側に傾くのを防ぐダイナミックカーブ機能も含まれるのだが、テストしたS560の場合、これはオプションで、テスト車には装備されていなかった。つまり路面の入力を受けてから対応するほかのほとんどのクルマと同じ足まわりなのだが、十分に快適だった。一般道でも高速道でも。交互に乗り比べない限りマジックボディコントロールなしでも不満を感じないはず。
メルセデスがインテリジェントドライブと呼ぶ先進安全、快適装備は、モデルチェンジのタイミングのために部分的に「Eクラス」のほうが先んじていた部分があったが、今回のアップデートでSクラスもメルセデス最先端の先進的装備が付くようになった。高速道路でアクティブディスタンスアシスト・ディストロニック&アクティブステアリングアシストを試す。
いわゆるACCだが、いち早く実用化したメルセデスのそれは動きが自然。割り込みに対する対応も上手で、怖さを感じさせない。先行車の停止に合わせて停止した後、停止時間が30秒未満(高速道路の場合、一般道は3秒)であれば、先行車の再発進に合わせてドライバーの操作なしで自車も再発進するようになった。車線、先行車の動き、ガードレールなどを検知し、ステアリング操作をアシストしてくれる(ごく低速なら手を離しても機能が続く)。ステアリングアシスト機能が作動している時にウインカーレバーをちょこっと動かして数回点滅させ、ステアリングをその方向へ少し切れば、車線変更をサポートしてくれる(事実上、ステアリングに手を添えてさえいればやってくれる)。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
International Auto Film Festa 2024 受賞作品が決定!
新型フリード[価格判明]! 先行予約始まる 価格はガソリン車が250万8000円~ ハイブリッドが285万7800円~ 約30万円アップでシエンタに勝てるか?
Q2ダイレクト進出のクアルタラロがプラクティス10番手に懸けた全力/MotoGP第5戦フランスGP
フェラーリF1がイモラに向けて大型アップグレードをテスト。ルクレール&サインツがフィオラノでフィルミングデー走行
ホンダとヤマハが『ゆるキャン△』で特別コラボ!? リン&綾乃の愛車モデルを展示
F1マイアミGP、国内でのテレビ視聴者数が過去最高に。無料放送やタイムゾーンの恩恵を受け、ピーク時は360万人が視聴
レクサス新型「和製スーパーカー」どうなる!? “MT&4WD“の「爆速スポーツカー」に!? 待望の「エレクトリファイドスポーツ」に絶えず反響も
【インタビュー】衝撃を受けたヘルメットはどうなる? 使用可否の判断ポイントをSHOEIが解説
ついに登場! ホンダ期待の[新型フリード]!!! 元ホンダ社員が分析する今度は[クロスター]が本命なのか?
わずか92台のトヨタ「MRスパイダー」で9年10万キロ! 母親はもとAW11型MR2乗り…クルマ好きのDNAはしっかり受け継がれています
電動キックボードはあくまで原付……だから反則金もある! 知らなかったじゃ済まされない「原付」でやりがちな違反とけっこう高い違反金額!!
電動コンパクトSUVベストセラー「EX30」の全ボディカラーを展示! ボルボ出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
若者も注目するアメ車の“異世界”。「ジープ ラングラー」大幅値下げ戦略と日本で人気上昇の背景
どちらがお好み? コンパクトミニバン対決!「新型フリードvsシエンタ」注目ポイントはココだ
オラオラ系エアーに車中泊クロスター。ホンダアクセスの新型フリード用パーツがなかなかイケてる
【えっ、もう受注開始?】新型「フリード」今日から予約可! 6月の発売待ちは悪手。販売店ナマ情報
レクサスLM“3列6人乗り”ついに発売! 4人乗りと何が変わった? 1500万円でライバルは高級SUV
新型「フリード」は2連ラインLEDの未来顔! 「エアー」登場でまさかのステップワゴン方式に
【まさに次期マツダ6?】マツダが中国で発表した流麗な新型セダンの日本導入が“絶対にない”理由
新型「フリード」5月登場! 「シエンタ」も改良で大激戦。デザイン派かコスパ派かでお勧めが違う
【年内納車も!】CX-80日本モデルは6月発表、8月予約開始。発売が遅れた“嬉しい理由”とは?