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新型フリードのガソリン仕様に試乗。ハイブリッドとの40万円差をどう考える?

ハイブリッドか、非ハイブリッドか

210万円という価格で、CMBS(衝突被害軽減ブレーキ)やACC(アクティブ・クルーズ・コントロール)、LKAS(車線維持支援システム)などが備わっているのはうれしい。惜しむらくは、速度がACCの20km/h台まで下がるとキャンセルされてしまうこと。最後はドライバーが責任をもってブレーキを踏むべきという考え方もわからないではないが、緊急時に突然はしごを外されるように感じる人もいるのではないか。完全停止まで対応するタイプが主流になりつつある今、途中でキャンセルされるタイプは中途半端に思える。

安全なテスト環境下かつ即座にフルブレーキングできるよう身構えたうえで、試しにACCがキャンセルされた後も自分でブレーキを踏まずに、停車しつつある先行車両に近づくと、ピピピピピ、ピーッという警告音とともにCMBSが作動し、停止した。

他社のデータで恐縮だが、ボルボ・カー・ジャパンによると、2009~15年に日本国内で新規登録されたボルボ車を対象にオートブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)搭載車と非搭載車の事故発生件数を比較調査した結果、搭載車は非搭載車に比べ事故件数が69.0%少なかった。衝突被害軽減ブレーキが事故の中で最も多い追突事故の防止に有効だと数字が証明したわけだ。今後クルマを買うなら装着できるモデルを選ぶべし。ファミリーカーなら特に。

フリードの場合、衝突被害軽減ブレーキが備わらない仕様を選べば10万円以上安いが、ここは他のオプションを減らしてでも装着すべきだ。燃費の差はハイブリッドGが27.2km/L、今回試乗したハイブリッドじゃないGが19.0km/Lと小さくないが、ざっと計算すると月1000km走るユーザーでも年間の燃料代の差は3万5000円程度。約40万円の価格差を回収するのは難しい。と思いきや、購入時の減税額が異なるので実際には37万円前後の差となるうえ、例えば5年後の下取り額はハイブリッドのほうが有利だろうから、著しく走行距離が多ければハイブリッドのほうが経済的にも得をするかもしれない。とはいえ、買う前に何年も先の使い方や走行距離を想定できる人は少ないのではないか。だとしたら、試乗してみてハイブリッドの静かさや力強さが是が非でも欲しいと思えばハイブリッドを、そこまででなければ非ハイブリッドでよいのではないだろうか。

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