日産シルフィ、成熟市場の日本でも新たな活路
掲載 更新 carview! 文:まるも 亜希子 /写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:まるも 亜希子 /写真:菊池 貴之
日本では影が薄くなってしまったコンパクトセダンは今、中国など新興市場ではぐんぐんと伸び盛り。このシルフィも、販売される約120カ国の中では、中国、タイ、中南米などでのボリューム増が期待されているモデルだ。
それでも今回、日本で新型シルフィが姿を消さなかったのは、成熟市場ならではの「ダウンサイジング」という新たな需要に期待をかけたからだろう。
たとえば60歳を超えた父や叔父を見ていると、フーガクラスのボディも排気量も大きなセダンには、さらさら乗る気はないらしい。もともとクルマにはそれほど興味はなく、仕事上の都合と家族の外出がどちらも叶うという点で、セダンを乗り継いできたような人だから、リタイヤして仕事の都合から解放された途端、もっとコンパクトで運転しやすいクルマがいいと言い始めた。
ただ、そうは言ってもいきなりマーチのようなクルマは気恥ずかしく、運転感覚的にもセダンが身体に馴染んでいる。そこで、目が向くのがシルフィのような存在というわけだが、一度は上質や高級を知ってしまっている以上、やはりそこは、妥協点が意外に高めだ。買おうと思えば上のクラスを狙えるだけに、あまりにもプラスチック丸だしのインパネや、座布団のようなシートじゃお金は出したくない。“揺れるオトコ心”とでも言うべき、娘から見ても複雑な葛藤が、この世代のクルマ選びを襲っていると感じる。
デザインも中身も一新されたシルフィは、そんな父や叔父が目にしたら「いいね」と言いそうな、今どきとても真っ当なセダンに仕上がっていると思った。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
絶望渋滞「西新宿JCT」がついに変わる!? 首都高が「何とかします」宣言 「幡ヶ谷~初台」のグチャグチャ大混乱区間も対策へ!? そのヒントは「渋谷線」にあった
VW傘下のMAN 、航続500kmの新型電動トラック『eTGX Ultra』を初納車
モーガンが新型フラッグシップモデルを今春に発表すると予告。合わせてプロトタイプのロードテスト画像を公開
「斜めグリル」BMW『iX』にも採用で表情一新! パワーアップで航続700km超に拡大
テスラCEOが「ドイツ極右政党」を支持するワケ! 労働組合との対立、マスク氏を支える思想「リバタリアニズム」とは何か
まさかのトヨタ「新型“bB”!?」登場する? 元祖「箱型“ワル系”ワゴン」復活に期待大! コンセプトモデル「カヨイバコ」市販化の可能性とは
NEWフェイスは誰もが振り返るインパクト! スズキが「ソリオ」「ソリオ バンディット」の新型モデルを発売
重くなったけれど贅肉はなし!! [新型ジムニーノマド]が3ドアのシエラより100kg重いワケ!!!
なんでそんなに「マジメ」なの? フォルクスワーゲンの完璧主義っぷりを歴史から探ってみた
アルピーヌA424の2025年向け新カラーリングが発表
三菱のピックアップトラックをまさかの“車高短”化!? タレントのヒロミさんがTAS2025で公開した愛車「トライトン」を“3人目の息子みたい”だと言う理由
トーヨータイヤ、「北海道ブリザードラリー」参戦3チームへスタッドレスタイヤ供給
【あなたのタイヤは大丈夫?】スノーフレークマーク付きのオールシーズンタイヤなら冬用タイヤ規制の高速もOKとは言い切れない複雑な理由
インプレッサのベースグレードが値上げ? と思ったら…驚きのコスパ仕様だった。特別仕様車もヤバい
【ベンツかと思った】あれもこれも「ジムニー」。“最強の素材”こと東京AS25のジムニー軍団特集
【永遠の論争】「初デートで軽自動車」はアリかナシか。女性たちに本音を聞いたら…究極の結論だった
【なにがなんでも輸入車派!】が選ぶべき今ドキ“300万円未満”で雰囲気も〇な「大穴モデル」3+1台
現行R35型GT-Rが生産終了する「なるほど」な理由。“R36型”はあるのかないのか? も知りたい!
【爆騰か暴落か!】トランプ就任直後の“脱EV宣言”でも持ちこたえる「テスラ株」はガチホでOK?
【無難だが失敗しない】クルマに“知識も興味もナシ”な人こそ選ぶべき“鉄板”国産SUV・5選
【ついに5ドア発表】「ジムニー ノマド」はAT車が275万円。もう“予約可能”で納期はどうなる?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!