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日産シルフィ、成熟市場の日本でも新たな活路

久しぶりに出逢った真っ当なセダン

試乗日はちょうど都心に大雪が降った翌日で、残念ながら高速道路は通行止め。一般道しか走れなかったのだが、それでも新型シルフィは数々の驚きをくれた。いや、驚きというより「癒し」が正解だ。

穏やかでまったくトンガったところのない加速フィール、しっかりと安定感にあふれたハンドリング、丸みのある乗り心地やホッとする静かさなど、これまでのシルフィのイメージをがらりと変えるものだった。

パワートレーンは、ウイングロードなどに搭載されていた1.8L直4エンジンを大改良。フリクション低減やロングストローク化などのほか、全車にエクストロニックCVT(副変速機付きCVT)を採用して、燃費は旧型比16%アップの15.6km/Lだ。アイドリングストップ機能は付かないが、これはコストの問題も含めてユーザーへのいちばんのメリットを考慮した結果、見送ったとのことだった。

そして乗り心地や静粛性が飛躍的に上がった理由としては、足まわりや徹底したノイズ低減策がある。ティアナと同じサイズのダンパーを採用し、ストロークを20%のばしているという。ボディ剛性を高めると同時に、吸音材や遮音材の配置も見直して、音の侵入経路をひとつずつ潰していった効果は、はっきりと実感できた。

また、タイヤサイズは15/16インチで、環境・実用・経済性に優れる選択。最小回転半径が5.2mというのも、実用面で嬉しいところだ。

こうして見てくると、新型シルフィには懐かしさと新しさのどちらも感じることができる。スポーティやプレミアム、だけがセダンの魅力ではない。もっと普通の生活に普通に馴染み、じわじわと良さが染みだしてくるようなセダンがたくさんあったはず。父の運転するセダンのリアシートで出かけた思い出を浮かべながら、新型シルフィは久しぶりに出逢った真っ当なセダンだと感じた。

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