アルト ワークスに試乗。走りの完成度やターボRSとの違いを詳細レポート
掲載 更新 carview! 文:佐野 弘宗/写真:篠原 晃一 6
掲載 更新 carview! 文:佐野 弘宗/写真:篠原 晃一 6
新ワークスが履くタイヤは、165/55R15サイズの「BS ポテンザ RE050A」。つまり、ターボRSと同じものだ。資料によると、スプリングやスタビライザーはターボRSと共通のようだから、ワークスといっても絶対的な限界性能やロール剛性が大幅に引き上げられているわけではない。
シャシーにおける“ワークス化”の内容は、ダンパー減衰力や電動パワステ制御、そしてホイールのリム幅だけを0.5インチ拡大など、なかなかシブいものである。限界性能うんぬんではなく、“姿勢変化の抑制”、“ダイレクト感”、“レスポンス”といった過渡的な部分で独自の味わいを狙っている。さらに、レカロシートもワークスの象徴的な部分だが、この硬くてホールド性の高い専用シートもまた、ダイレクト感やレスポンス感の醸成にひと役買っているはずだ。
エンジンは出力を64psのままに、最大トルクをターボRS比で0.2kg-mアップの10.2kg-mに。この程度のトルクアップなら基本的に制御変更だけで済みそうにも思えるが、そこは極限の高効率をねらった最新鋭エンジンにして、さすがにメーカーの仕事。実際には、ノッキングを回避するために冷却効率を高める(=水温を低めて、燃焼温度を低下させる)という大作業が施されている。
機構面におけるワークス最大のハイライトは、もちろん、ついに5MTが用意されたことだ。2ペダル・ロボタイズドMT(5AGS)も併売するが、5MTはそのAGSとも異なる専用クロスレシオ。そしてAGSも、ターボRSよりさらに変速を速めた専用タイプである。
アルトワークスはこのように、ターボRSを前にマニアが「ここがこうだったら」とつぶやくようなツボを、ことごとく押さえている。なんというか、好き者がつくった感がそこかしこに漂う。
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