今度こそ買えるようになるか？ 入手困難な「GRカローラ」が英国生産の報。ただし販売店関係者には“ある懸念”も

GRカローラ

増産したら「売れない」可能性も？

一方、前出の販売店関係者は「GRカローラが入手しやすくなったとしても、実際にはそれほど多く売れないのではないか、という懸念もある」としたうえで、次のように続けます。

「GRカローラは、GRシリーズのなかで唯一の4ドアモデルであり、スポーティな走りと実用性を両立できる数少ないモデルとして関心を示されるお客様も少なくありません。

ただ、サーキットで速さを追求したモデルであることから、その乗り心地はかなりハードです。

また、GRカローラの価格は、ベースモデルであるカローラ スポーツのおよそ2倍です。そう考えると、GRカローラを購入するハードルはかなり高いと思います。

実際、中古車市場には一定数のGRカローラが流通していますが、その価格はせいぜい新車価格と同程度であり、大きく高騰しているわけではありません。

おそらく、『限定』というキーワードに惹かれてGRカローラを購入したものの、あまりにもイメージと異なるモデルであったために、売却するというケースもあるのだと思います。

とはいえ、いま現在GRカローラが入手困難な状況であることは事実です。生産台数が増えることで、GRカローラが入手しやすくなるのであれば、それはよいことだと思います」

2025年7月現在、GRカローラの生産体制について、トヨタは具体的な発表をおこなっていません。ただ、すでに複数のメディアがバーナストン工場での生産を報じており、その信ぴょう性は高そうです。

（終わり）

（写真：トヨタ）