カローラクロスは意外やハイブリッドよりガソリン車がおススメ!? 隙のない企画でヒットは確実か
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:市 健治 96
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:市 健治 96
カローラ クロスの車内は広い。カローラとしてはワイドな車幅を活かし前席左右の間隔は広々しているし、高い車高のおかげで目線の高さも確保され、だれでも運転しやすいはずだ。前方視界も良好。後席も膝前、頭上ともに余裕があり、リクライニングもできる。ラゲッジ容量は487L。左右幅は標準的だが、天地で容積を稼ぐタイプだ。後席背もたれを倒すことができるが、倒してできる平面とラゲッジ床面との間には大きな段差が生じる。これは後席乗員の見晴らし確保のために座面を高くし(座面下にハイブリッドシステムがあるのは確かだが、物理的にはもっと座面を下げることもできたという)、一方で容量を確保するためラゲッジ床面をできるだけ下げた結果だという。これで段差やむなしで済ませないところがトヨタで、「ラゲージアクティブボックス」なるオプションを装着すると、倒した後席とフラットな床面をつくることができるという。
全方位的にネガを徹底的に潰し、ディスプレイオーディオを採用するなど、価格アップにつながる過剰な動力性能や快適装備を備えず、199万円~のスターティングプライスを実現。奇をてらわず万人受けするスタイリングを採用し、同社最新レベルの安全デバイスを全車標準装備として、HVには1500Wの非常時給電モードをオプション設定とする。お世辞でも嫌味でもなく、実にトヨタ車らしいトヨタ車であり、カローラを名乗るにふさわしい。九分九厘ヒットするだろう。あとはCarPlayおよびAndroid Autoを無線接続させてくれれば言うことなし。
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