【ついに乗ったぞ!】「ランクル250」オフロード試乗 プラドからの進化、300との違いを実感!
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:編集部 107
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:編集部 107
まずはサイズ感。昨年の発表時に華やかにライティングされた屋内で250の姿を初めて見て、存在感の大きさに驚かされ、先代モデルに当たるプラドとは別モノになったと感じたのを覚えているが、空が高い屋外で見ると、小さくはないが、街なかでは大きすぎると感じるほどではなかった。人によって感じ方は違うだろうが。
250は300と同じ「GA-Fプラットフォーム」を採用した。このため全長4925mm、全幅1980mm、全高1935mm(ZX)、そしてホイールベース2850mmと、先代モデルのプラドに対してかなり大型化した。
プラドは90→120→150とモデルチェンジの度に型式の数字が数十ずつ増えてきたが、今回一気に100も増えて250となった。このことからも250が一気に上級移行したことがわかる。
300との比較では、全長こそ60mm短いが、幅は同一、高さもほぼ一緒、ホイールベースも同じだ。ただし250と300を屋外で両方の実車を眺めてみると、その印象はけっこう異なる。
250が前後フェンダーをホイールアーチに沿ってかなり膨らませたデザインなのに対し、300はボディ外板を車幅目いっぱいまで膨らませたデザインで、300のほうがボリューム満点だ。フロントマスクも車幅を目いっぱい使ったデザインなので堂々としている。
250は前後とも四隅を裁ち落とした形状で、上から見たら300が長方形なのに対し、250は八角形をしている。このデザインを実現するため、フレームとボディの接点である6カ所のポイントのうち、前後の4カ所を変更したという。
運転席からの眺めも異なる。ボンネットフードがボディ左右幅いっぱいに広がっている300に対し、250は先端へいくにしたがって細くなっていく。この違いによって、全幅は1980mmと同じであるにもかかわらず、250のほうが狭い区間に鼻先を入れていくような場面で自信をもって進むことができた。
現状、標準装備として丸目ヘッドライトが備わるのは台数限定のファーストエディション(8000台限定で、今から新車で購入するのは不可能と思われる)のみで、その他は角目ヘッドライトが付く。ただし18万7000円のオプションで丸目ユニットを購入することもできる。
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