新型 C4ピカソ&グランドC4ピカソに海外試乗
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:プジョー・シトロエン・ジャポン
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:プジョー・シトロエン・ジャポン
プレゼンテーション会場。フランスの反町隆史的歌手兼俳優がサプライズ登場してポイズンを歌うような演出はなく、代わりに部屋の隅っこにパブロ・ピカソの作品を無造作に置いてあったり(しかもそのことに一度も触れない)、歴代モデル紹介映像のBGMがブルーノ・マーズの歌詞がむちゃくちゃセクシーな「Locked Out of Heaven」だったりするあたりに、実態がどうかは別にして、少なくともシトロエンがC4ピカソを一般的なミニバンとは異なる(人たちに乗せたい)クルマだと考えていることがわかる。
C4ピカソは、これまで日本では3列目のシートを備える7シーターのみを販売してきた。本国はじめ欧州市場では全長の短い5シーターもラインナップする。本来はそちらの車名が「C4ピカソ」で、7シーターは「グランドC4ピカソ」と呼ばれる。今回、我々の試乗の対象は7シーターだけではなく5シーターも含まれていた。要するに新型では日本でも5シーターを販売するということだ。
5シーターと7シーターでは、デザイン、サイズともに大きく異なる。5シーターは言わば背の高いハッチバック。全長4428mm、全幅1826mm、全高1613mm、ホイールベース2785mmと、かつて日本でも売られたVWゴルフ・プラスやルノー・セニックのような位置づけのクルマ。7シーターは全長が5シーターより169mm長い4597mm、全幅は同じで1826mm、全高は21mm高い1634mm、ホイールベースは55mm長い2840mm。現行型のC4ピカソに比べ、全長、全幅はほぼ同じで、全高は51mm低く、ホイールベースは110mm長い。
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