BMW X5海外試乗 ディーゼル&ガソリンの走り
掲載 更新 carview! 文:萩原 秀輝/写真:BMWジャパン
掲載 更新 carview! 文:萩原 秀輝/写真:BMWジャパン
今回の試乗は、バンクーバーとその近郊が舞台となった。まずは、xDrive30d(日本仕様の名称は35dになる予定)の試乗を開始。3Lの直列6気筒ディーゼルターボエンジンは、現行型に対して静粛性が驚くほど向上。アイドリング中のエンジン音は、ほとんど耳に届かないほどだ。あえて車外で聞いても、コロコロやカラカラといったディーゼル特有の異音が巧みに遮断されている。
走行中も、音や振動によりディーゼルであると気づくことはないはずだ。だが、力強さの充実ぶりはディーゼルそのもの。最大トルクが2kgm上乗せされ57.1kgmを発揮し、その発生回転数が250rpm下がり1500rpmからとなっただけに走行中はエンジン回転数を問わずアクセルの踏み加減に即応して期待通りの力強さが引き出せる。
さらに、中回転域に達してもトルクの落ち込みが少ない。そのため、最高出力が13ps向上し258psを発揮する4000rpmを超えてもパワーの頭打ちを感じない。アクセルを踏み続ければ、加速の勢いを保った力強さがグングンと伸び8速ATをDレンジにしたままでも5000rpmに迫る勢いで吹き上がった。
続いて、xDrive50iに試乗した。4.4LのV型8気筒直噴ターボエンジンは、最大トルクが5.1kgm向上し66.3kgmを発揮。数値的には有り余るほどだが、日本と速域が変わらないバンクーバーの市街地を走る場面でもアクセル操作に気遣いはいらない。ペダルのストロークで1/4くらいの範囲では、アクセル操作に対するトルクの立ち上がりを穏やかにしているからだ。それでも、トルクの絶対値が高いので力強さの余裕が確かめられる。
もちろん、アクセルを踏み込んだときには力強さが一気に立ち上がる。吹き上がりの鋭さも実感でき、最高出力が43ps向上し450psを発揮するだけに圧倒的にパワフルな加速が楽しめる。車両重量は2250kg(EU基準値)に達するが、軽快感さえ覚えるほどだ。その一方で、現行型が積むエンジンの特徴だった吹き上がりの適度な鼓動感が失われてしまったことが惜しまれる。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
走りは爽快!! 中古で人気の4代目ルノー ルーテシアは新型フィットより魅力的!?【10年前の再録記事プレイバック】
自転車の「ながら運転」厳罰化! ドイツにはもっと厳しく複雑な自転車ルールがありました…逆走には要注意です【みどり独乙通信】
ジュリエッタ・ユーザーを呼び戻す? アルファ・ロメオ・ジュニア・エレットリカへ試乗 HVも登場!
160万円でガルウイングドアが買えた! トヨタ「セラ」はバブルが生んだマイクロスーパーカーでした…今見ても新鮮なデザインに再注目です
オコン&ガスリーの幼なじみペアがダブル表彰台に感無量「最終ラップ、カート時代に思いを馳せた」アルピーヌは6位に
F1がまだ「めちゃくちゃ」だった頃の話 ひどいチームで溢れかえった80~90年代 歴史アーカイブ
ジャガー、英国で新車販売終了 ラインナップ総入れ替え 2026年まで中古車のみ
特別な青を纏ったベントレー「ベンテイガS」完成! 英国ファッションデザイナーとコラボした限定車は、電動化延期が影響していた…!?
ホンダ新型「スーパーカブ×ハローキティ」初公開! サイドカバーの「飛び出すキティ」が凄すぎ! 超人気の「2大巨頭」奇跡のコラボで発売へ!
スペックはディーゼルに見劣りするトヨタ「ランドクルーザー250」のガソリン車 “気になる街中での印象”は? 充実した装備類で“コスパは最強”
真夏も真冬も車内で寝る必要があるトラックドライバー! アイドリングが御法度なイマドキの「冷暖房」事情
F1の新規ファンが増えない根本理由 75周年を機に開かれる未来への道筋とは?
4WD化&ターボエンジン搭載のガチGT-Four仕様! 北米トヨタが「GR86 ラリーレガシーコンセプト」発表
【トヨタ版の噂も】スズキ初のBEV「eビターラ」は多面体ボディと先進内装でBEV市場を席捲するか
あの「250」のオープンが想像以上にゴツカワ! トヨタが本気を出した「ランクルROX」の大量画像
【かっこいいぞ…】アウディ新型「A5」&「S5」公開! 実質A4の後継モデルはファストバックの5ドアとワゴンを設定
現行マツダ唯一のロータリーエンジン搭載モデル「MX-30」がマイナーチェンジ 価格は293万円から
レクサスの歴史的象徴「LS」が売れない3大要因と、次期型が“ふつうのセダン”にならない理由
“50位圏外”でスランプ続く「CX-60」。モデル末期「CX-5」と総合力ではどちらを買うべき?
白熱の王座争い!! 国内二大レースのSUPER GTとSF、最終盤の見どころと観戦時のポイントを解説
【最安グレード追加】レクサス最小SUV「LBX」に“エレガント”新設定 価格は420万円から
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!