新型「LBX」と「UX」、入門レクサス買うならどちらが正解？ いろいろ比べてみた！

レクサス UX 300h

大幅マイチェンを果たしたUXはより格上の存在に

実はUXには2018年の発売以来リーズナブルな純ガソリン車（UX200｜400万3000円～）があったのですが、昨年12月の大幅マイナーチェンジで生産を終了。一方、ハイブリッドモデルは今回のマイチェンで新開発のパワートレインを得て出力向上を果たし（184→199ps）、モデル名もUX250→UX300に変わりました。

特に4WD車のリアモーターは7ps/55Nm→41ps/84Nmへと大幅強化。燃費も約15％向上するなど、ほぼ別物に刷新。ナビも表示できる12.3インチのフル液晶メーターや、ATセレクター周りのデザインなどの操作系もLBXのような最新世代に置き換えられています。

ボディ補強や遮音材の追加、足回りのリファインによって、乗り心地や静粛性も進化しているといい、「ハイブリッドグレードのみになって、そろそろモデル消滅の危機なの？」ではなく、LBX登場にあたって、上位モデルとして差別化を図るためにUXが大幅アップデートされた！　と見るのが正解でしょう。

パワートレインもUXのほうが力強いスペック。一方で燃費はそれほど変わらず、リアモーターを強化したUXの4WDモデル（のFスポーツ）で少し差が開く程度です。

■パワートレイン　※ともにリアモーターは4WD車のみ
・LBX｜1.5リッター3気筒ガソリン（91ps／120Nm）
　　　フロントモーター（94ps／185Nm）、リアモーター（6ps／52Nm）
・UX｜2.0リッター4気筒ガソリン（152ps／188Nm）
　　　フロントモーター（113ps／206Nm）、リアモーター（41ps／84Nm）

■燃費
・LBX｜27.7km/L（FF）、26.2km/L（4WD）
・UX｜26.3～24.7km/L（FF）、25.2～23・4km/L（4WD）

走らせた印象もロードノイズや加速時のエンジン音などはUXのほうが一段と静か。LBXも高級モデルだけに十分に静かですが、UXと比べるとコンパクトカー感が残ります。