【復活希望】“ちょいワル”な3代目「カマロ」が日本でヒットした理由。いま見てもアメ車の魅力が詰まっていた
掲載 carview! 文:koensha 10
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サード・カマロは、現在の目で見るとピュア・アメリカンな印象だが、1982年のデビュー当時は、各部にヨーロピアンなイメージが漂っていた。ボディは空力処理が入念に施され、Cd値0.355をマーク。サード・カマロほどのエアロフォルムを持つアメリカ車は当時なかった。
サスペンションはフロントに新設計のストラット式を採用。セッティングは直進性重視ではなく、トータルなコーナリング性能を追求したものだった。
サード・カマロ以前のアメリカンスペシャルティは、快適ではあるものの走って楽しいクルマは少なかった。しかしサード・カマロは、欧州車的な走りのエッセンスを持っていた。
とはいえ、エンジンは過渡期だった。1980年代初頭までは排気ガス対策の影響を最も受けた時代だ。初期型が積む5リッター/V8の出力はわずか150ps。4速ATを介して過不足ない走りを生み出してはいたものの、刺激的なパワーとはいえなかった。
もちろんこれはデビュー初期に限った話で、年式が新しくなるほど進化。1980年代後期の「Z28」は、コルベットと基本的に共通の5.7リッター/V8(245ps)を搭載。ベーシック版のスポーツクーペの5リッターユニットも170psまで引き上げられた。
スタイリッシュで伸びやかなスタイリングを持つサード・カマロは、国産車とさほど変わらないリーズナブルなプライス(しかも正規ディーラーはヤナセ)と相まって高い人気を博した。
大排気量のため自動車税は高額だったが、燃費は想像以上に経済的。とくに高速ツーリング時は国産スペシャルティ以上の数値を簡単にマークした。
クーペだけでなく、爽快さが存分に味わえるオープンボディが選べたのも魅力だった。サード・カマロは、一歩踏み出せば、リアルアメリカンが体感できた。
1980年代はいい時代だった。
(終わり)
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