新型ダッジJCが証明 アメ車のYes,we can!
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:菊池 貴之
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しかし、厳しく言うのはここまで。それもやや“質感オタク的”に言っただけで、気にしなければそれで済むレベルだ。それよりJCには今までのダッジ以上に「あれ、結構いいじゃん!」と思う部分がそこかしこに散りばめられていた。それも一部が結構、日本の軽のようにカユいところに手が届くような出来だから驚かされる。
インテリアは印象が豪華だ。今まではかなりプラスティッキーだったが、JCは違う。インパネは全面マッドなカラーのソフトパッドで覆われており、シート表皮もソフト。助手席ドアのノブ付近には最新型ジープ同様、小さなモニターも備えてあって、見にくいフロント回りの死角を確認できる。
そして、なんといっても収納力が抜群。助手席の座面を跳ね上げるとワゴンRよろしく収納スペースが広がり、大型の宅配ピザを箱ごと収めることができる。さらに助手席前のグローブボックスの位置には上下別個に収納があり、上部はゴムのホルダーで缶ジュースを固定できるだけでなく、エアコンで冷やしたり暖めたりすることができる。
2列目も凄く、足元床下には330ml缶を1ダース収められるボックスが左右2カ所あり、個人的に驚いたのはドアの開き具合で、ダイハツの軽自動車よろしく、左右ほぼ90度開閉するのだ! これでチャイルドシートの取り付けがラクになるのは間違いない。
そのほか助手席と2列目シートはヒンジが2カ所付いているので折り畳めば3列目にカンタンにアクセスできるし、フラットにもなり、ラゲッジルームにはこれまたフロア下の収納と充電式で着脱可能な懐中電灯まで付く。まさに「Yes,we can!!」。オバマじゃないが、アメリカ人もやればできるじゃん! という感じのアイデア装備が満載なのだ。
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