【マツダ地獄】は過去の話？ 最新モデルの残価率は驚異の60%超え。それでも手放しで喜べないワケとは

マツダ CX-8、マツダ CX-5

人気モデルの残価率は60%超え

マツダの再ブランディングの成果は、中古車市場での残価率として明確に表れています。

具体的な数値はモデルや時期によって変動しますが、現在のマツダ車の3年後の残価率は、人気のミドルサイズSUV「CX-5」などで60%を超えるケースも報告されています。

これは同クラスの国産車と比較してもトップクラスの水準であり「マツダ地獄」と呼ばれた時代からは考えられないほど向上しています。この一点を見れば、マツダ地獄はすでに死語だと言っても過言ではありません。

しかしその一方で、高い残価率が期待できるのは、おもにCX-5や「CX-8」といったSUVに偏る傾向があり、その他の車種の残価率は、悪くはないもののいたって平均的です。

とくにSUV人気と相対的に、現在では人気が低迷している「マツダ3」や、画期的でな技術ではあるものの乗用車用エンジンとして道半ばな「スカイアクティブX」エンジン搭載車などは、SUVほどの安定した残価率は望めません。