新型アルト ラパンに試乗。誰にでも優しくフィットするクルマ
掲載 更新 carview! 文:藤島 知子/写真:望月 浩彦
掲載 更新 carview! 文:藤島 知子/写真:望月 浩彦
車内に乗り込むと、まるで自分の部屋に帰ってきたようにホッと一息つきたくなる空間が。低めに留めたダッシュパネルには女性が好むスモーキーなグレージュのカラーリングが施され、カフェのカウンターをイメージしたという木目調のテーブルは、先端の形状にマチをつけた人に優しい造形になっている。幾層にも重ねた造形が前方視界に開放感を与え、居心地の良さと見晴らしのいい視界を確保してくれる。
ダッシュパネルはグレードによって2つのタイプが設定されているが、垂直面にあしらわれたパネルは温もりを感じるホワイト系のカラーを採用し、オプションのアクセサリーパーツを選べばホワイトカーボン調やソリッドミントなどのパネルに差し替える楽しみもある。助手席側にはグローブボックスの上部にクルマには珍しい引きだし式の収納が設けられ、オプションで植毛加工を施したアクセサリーボックスが用意されているというのも、乙女心がくすぐられる。
特筆すべきはフォトフレームを思わせるナビゲーションパネル。最近ありがちなタブレットタイプと違って、ナビ自体は好みや予算に応じていくつかの2DINサイズのものが組み合わせられるように配慮されている。
運転席の正面にあるメーターは置き時計がモチーフ。速度計の文字が宙に浮かぶユニークな処理が施され、夜間には文字盤全体が白く灯され、目盛りは宝石を散りばめたように輝く。メーター内のディスプレイは状況に応じてウサギのアニメーションが登場するものになっている。
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