【いちばん安い】ベーシック軽自動車「アルト」と「ミライース」。実は“値段”はライバルじゃなかった…おすすめはどっち？

ダイハツ ミライース

際立つミライースの“激安”ぶり

もっともミライースのエントリーグレード「B“SAIII”」はハロゲンヘッドランプ、マニュアルエアコン、むき出しのスチールホイール（13インチ）と装備もベーシックになっています。グレード名にSAIIIとついているように、ステレオカメラを使った先進安全機能である「スマートアシストIII」は備わっていますが、全体としては装備が貧弱な印象です。

一方、ミライースでも最上級グレード「G“SAIII”」を選べば、LEDヘッドランプ、オートエアコン、スマートキー、オート格納ドアミラー、14インチアルミホイールなど装備面では充実します。

G“SAIII”の価格はFFでも132万円と、それなりのものですが、アルトの最上級グレード「ハイブリッドX」はFFで151万9100円と約20万円高で、ミライースの“激安”ぶりが際立ちます。

とはいえ、グレード名からもわかるように、アルトの上級グレードはハイブリッド仕様となっています。モーターアシストによるマイルドハイブリッドですが、WLTCモード燃費は28.2km/Lと軽自動車トップクラスの性能を誇ります。純エンジンのパワーユニットを積むミライースはFF車で25.0km/Lとなっているので、アルトは1割以上燃費性能に優れているといえます。