【レクサス 新型LX 試乗】ライバルに負けない快適性と洗練度。4人乗り仕様はアルファードに軍配か
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:小林 俊樹 102
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:小林 俊樹 102
レクサスのフラッグシップセダン「LS500」にも搭載される3.5L V6ターボエンジンは、車体重量が重いLXに最適化されて搭載された。悪路走行で車体が一定時間大きく傾斜してもオイル切れを起こさない措置も取られている。最高出力415ps/5200rpm、最大トルク650Nm/2000-3600rpmのスペックや10速ATの仕様はランドクルーザーと同じ。走らせて感じる力強さも同じだ。低回転域から十分なトルクを発揮し、かつ回せば回しただけ伸びやかに加速していく。パワーバンドが広く、活発な走行のためには10速も要らないが、燃費向上のために多段化された。
エンジン回転上昇の滑らかさはV8自然吸気の先代に軍配が上がるものの、V6ターボのほうが全域で明確にパワフル。同クラスのSUVに設定される3.0~3.5Lの6気筒エンジンとしては最も力強い部類だ。ランドクルーザーよりも数百万円高いだけあって遮音対策はより入念に施されていて、エンジン音はほとんど車内に侵入してこない。
インテリアはセンターパネルの上部に12.3インチの、下部に7インチのいずれもタッチ式のディスプレイを採用する。今やラグジュアリーモデルの主流となりつつあるのは1枚モノの大画面ディスプレイであり、その点では古さを感じさせる。シートの仕立てや掛け心地には不満なし。短いホイールベースでありながら、シートの厚さをうまく抑えるなどして2列目、3列目ともに十分な足元スペースが確保されている。3列目シートは跳ね上げ式から床下格納式となった。
ただしリアに独立した2座のシートを配置するエグゼクティブグレードは、リアシートにもマッサージやリクライニング機能が備わるなど装備は十分なのだが、なにぶんホイールベースが短いため、リアシートを十分後ろへ配置できておらず、圧倒的な広さに欠ける。助手席を前傾させるなどの工夫はしているものの、根本的に前席が近い。後席に乗せる人をもてなす用途なら、LSやアルファードのほうが快適だと思う。御社の社長がしょっちゅう酸ヶ湯へ行きたがるなら話は別だが。
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