A4の本命、アバント登場 セダンとどちらを選ぶ?
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:荒川 雅臣
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:荒川 雅臣
最初に乗ったのは1.8TFSI。その手応えは、よく言えば軽快、悪く言えば軽薄な印象だ。たとえばステアリングの操舵力はインフォメーションが感じられないほど軽く、サスペンションの動きもしなやかさを欠く。アクセルレスポンスも俊敏さを演出し過ぎで、スムーズに発進するのが難しいといった感じなのだ。
但し、そうした手応えに合わせて、常にゆったりと操作することを心がけるようになってくると、その奥の基本性能の高さを如実に感じることができるようになる。操舵に対するノーズの入り方は、これまでのA4とは別物のように素直だし、エンジンも低速域からトルクがしっかり出ていて、どこから踏んでも痛痒を感じないで済む。逆に言えば、そうした真の実力を感じるからこそ、余計な演出が引っ掛かるのである。
そこへ行くと3.2FSIクワトロは、これぞアウディというべき質の高い走行フィーリングを実現している。ステアリングの切り始めこそ軽過ぎるものの、その先では適度な重みを感じさせ、試乗車に装着されていたアウディダイナミックステアリングも違和感とは無縁に、レスポンスの良いノーズの動きをもたらしている。
乗り心地も上質感が際立つ。試乗車はスポーツサスペンションと18インチタイヤを装着していたにも関わらず、電子制御式減衰力可変ダンパーが無粋な突き上げをきれいに丸めて、しなやかな乗り味を実現している。しかも、速度を上げるにつれて挙動がピタッと落ち着いて、驚異的なスタビリティを感じることもできるのだ。
エンジンも、低速域から力強いだけでなく、回せばレッドゾーンを超えて7000rpmまで心地良く伸びてくれる。吹け上がりに雑味も無く、やはり高級感がある。
いずれを選んでも絶対性能には不満の出る余地は無い。しかしながら走りの上質感という意味では、3.2FSIクワトロに軍配が上がったというのが今回の率直な印象だ。
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