高性能車を狙い撃ち! トーヨー・プロクセス1
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:篠原 晃一、トーヨータイヤジャパン
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:篠原 晃一、トーヨータイヤジャパン
通常であれば、そのような性能要求差があろうとも、前後でタイヤを造り別けるということはしない。だがミニバン専用タイヤをいち早く商品化するなど、クルマとの相性を考えて細かくタイヤを作り分けるトーヨータイヤらしく造り分けてきたのがプロクセス1であり、だからこそ攻め込んだ造りと表現した。
前後タイヤでどのような造り分けをしたかと言うと、フロントタイヤにはトリプルトレッド構造を使い、リアタイヤにはシングルトレッド構造を採用していることだ。
具体的には、フロントタイヤのベースコンパウンドには、シリカ配合率を高めた低発熱性のコンパウンドを使用。その上にのるブロックコンパウンドのうち、ブレーキングで使うタイヤ内側にはグリップ重視のコンパウンド、コーナーリングで高負荷の掛かる外側には剛性重視のコンパウンドを採用すると言った具合に、3種類のコンパウンドを使っている。このフロントタイヤに対してリアタイヤに使用されるコンパウンドは1種類だけ。グリップと剛性を両立する超高硬度コンパウンドが、トレッドのベース部からブロックまで使用されている。
それ以外のタイヤ作りは、基本的に前後共通。時速300キロで性能を確保するYレンジ対応タイヤなので、そのような条件でもタイヤの設置面を確保できるように、タイヤのフレームに相当するベルト部を左右に幅広く拡大した高剛性新ベルトパッケージ。ブロックの倒れ込みを防いで剛性を確保するインターロッキングトレッドブロックスや、熱ダレを防ぐための冷却ディンプル(くぼみ)。そしてトーヨータイヤが得意とする、直進時に主に使うタイヤ内側とカーブで積極的に使われるタイヤ外側でトレッドパターンを変える、左右非対称のブロックパターンを採用。
他にも高硬度ビートフィラーや高剛性サイドウォール、高剛性レーヨンプライなど、プロクセスシリーズの最高峰となる性能を確保するべく様々な技術が導入されている。このような特殊とも言える造りが施されたタイヤの乗り味は一体どうなっているのか、興味深々に試乗を開始した。
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