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改良版ワゴンRに試乗。S-エネチャージの真価とは

改良版ワゴンRに試乗。S-エネチャージの真価とは

ワゴンR スティングレー X(S-エネチャージ搭載)

NAならS-エネチャージ仕様がオススメ

ワゴンRの場合、S-エネチャージが採用されるのは「FZ」グレードのみ。これは従来のFXリミテッドというNAの最上級グレードに代えて新設されたグレードで、FXリミテッドとFZの価格を比較すると、S-エネチャージ分の価格上昇は約4万円ということになる。4万円アップで燃費8%向上が経済的なのかどうか即座には判断がつかない。S-エネチャージ採用車じゃなくても燃費性能が十分に高いのでその辺りは悩ましい。ただし、S-エネチャージ採用によってアイドリングストップからの再始動が静かで振動が少なくなり、それだけで他のアイドリングストップ機能付き軽自動車よりも一段上質になったような気がする。だからNAエンジンを選ぶなら、ぜひともS-エネチャージ採用車をオススメしたい。

なお、技術的にはターボエンジンとSーエネチャージを組み合わせられないわけではないようだが、NAとの組み合わせほどの効果は見込めないため、あわてて採用ということはなさそうだ。一方でJC08モード35.0km/Lを誇るアルトエコにも採用できないわけではないが、車重が軽いクルマの場合にもワゴンRに採用するほどの効果が見込めないそうで、こちらも現状のままのS-エネチャージが採用されることはなさそう。同じような条件のスペーシアやハスラーにはそのうち採用されるんじゃないだろうか。

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