ワゴンR 改良。S-エネチャージで軽ワゴンNo.1燃費
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
ハスラーがスマッシュヒットを飛ばしているスズキが、元祖KカーキングのワゴンRに一部改良を施した。今回の改良では、エネチャージの進化版たる「S-エネチャージ」を搭載し、従来の30.0km/Lから軽ワゴンNo.1の32.4km/L(※)へと燃費を向上させている。※軽ワゴン=全高1550mm以上の軽自動車・JC08モード燃費・スズキ調べ
S-エネチャージは、エネチャージで培った技術をベースに、モーター機能付き発電機=ISGと専用のリチウムイオンバッテリーを組み合わせた低燃費化技術。従来のオルタネータ―に替わるISGには、発電機としての機能に加え、エンジンの再始動や加速時のモーターアシスト機能が備わる。
ISGの大きな効果は、ベルトを介したエンジン再始動による静粛性アップと、最大6秒間のモーターアシスト(15~85km/hの範囲)による効率アップだ。また、アルトエコと同じR06A型エンジンの最適化や、頻度を増やしたアイドリングストップ機能なども、燃費向上に寄与している。ブレーキペダルにはブレーキ量を検出するストロークセンサーを採用し、アイドリングストップ中の意図しないエンジン再始動を抑制する。
改良に合わせて外観もブラッシュアップし、ヘッドランプとフロントグリルに連続性を持たせ、よりワイドで力強い顔つきにするとともに、S-エネチャージ搭載車、標準車、スティングレーそれぞれの個性を際立たせるデザインとした。
今回のキモであるS-エネチャージ搭載車には、フロントのメッキグリル両端に青く輝くLEDイルミネーションランプを採用して、先進感をアピール。ヘッドランプとリアコンビネーションランプにはブルー加飾を施した。さらに細スポークの14インチアルミホイールによって、軽快に走るイメージを演出している。
近年の軽自動車は質感の向上とともに、安全装備の充実ぶりも目覚ましい。ワゴンRでは今回の改良に合わせて、スティングレーのスマートフォン連携ナビゲーション装着車に、後退時左右確認サポート機能ならびに自動俯瞰機能付きのバックアイカメラをメーカーオプションで設定した(軽自動車初・スズキ調べ)。
また、一部グレードを除いて運転席シートヒーターを標準装備とし、助手席シートヒーターもOP設定。「スティングレー T」にはスズキの軽自動車として初めて、クルーズコントロールシステムを採用している。
価格は、ワゴンRの「FZ(S-エネチャージ搭載)」が137万2680円、「FX(エネチャージ搭載)」が114万4800円、「FA」が107万8920円。ワゴンR スティングレーの「X(S-エネチャージ搭載)」が146万1240円、「T(エネチャージ搭載))が159万5160円。※いずれもFF・CVT車の価格
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