CX-3の魅力を北海道ドライブで再発見。味付けのキモとは?
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一
その理由も、北海道でじっくり乗ると十分わかってくる。まずは「見た目」で取ってきた客をしっかり離さない質感の高さだ。
インテリアはインパネデザインにしろデミオと共通だがマテリアルが上質で、グレードにもよるが本革シートが装着でき、ドア内張りもバックスキン風素材が選べる。ドアハンドル周りのメタル風素材にしろ、立体感があってなかなかの迫力。
そして走りだ。まず気づくのが車内の静かさ。エンジン音はアイドリングや低速走行時にそれなりに聞こえるが、他の音が明らかに入ってこない。さらにしばらく走ると、そのエンジン音も気にならなくなってくる。デミオに比べ、フロア鉄板の板厚を上げてボディ剛性を強化し、防振材を増やした効果が間違いなく出ている。
後はステアリングフィールだ。軽い中にも近頃のマツダらしいタメとしっとり感があって、デミオより完全にひとクラス上。いわゆるSUVにありがちなダルさは一切無く、独特のシャープなエッジ感とともに切ったら切った分、リニアに曲がる。
唯一、行きで乗った18インチホイール装着の4WDモデルは、リアシートの乗り心地の硬さが気になったが、その分、シート自体が深く沈み込み、それなりに快適性を補っていた。
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