「車検対応品」でも違反になる可能性あり！ カーフィルムで気をつけたい“透過率”の基準とメリット＆デメリットまとめ

画像：アフロ

紫外線や赤外線のカット効果は確かにあるが…

否定的な意見もある一方で、フロントフィルムには実用的なメリットも少なくありません。

近年のクルマの多くはフロントガラスに高い紫外線・赤外線カット機能を備えていますが、それでも追加でフィルムを貼る理由はあります。たとえば、純正ガラスでも遮断しきれない波長の赤外線をより効果的にブロックしたい場合や、既存の遮熱性能をさらに強化したいと考える人が選択するケースがあります。

赤外線の遮断によって車内の温度上昇を抑え、車内の温度上昇を抑え、夏場のエアコン使用頻度を下げる効果が期待できます。また、紫外線をカットすることで、ダッシュボードやシートといった内装の劣化防止や、日焼け対策にもなります。

さらに、防眩機能を持つフィルムもあり、夜間や雨天時に対向車のライトのまぶしさを軽減するのにも役立ちます。このように、見た目の変化だけでなく、快適性や安全性の向上といった実用的な理由から施工を選ぶ人も少なくありません。