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「エアレースX」第2戦に向け大規模アップデートを投入。王者・室屋義秀選手を支えるレクサスの“技術と匠”

室屋選手を支えるレクサスの「匠」

その一人が「匠」の肩書きをもつ尾崎修一氏だ。尾崎氏は、そのクルマのデザインや機能が「レクサスの世界観を体現しているか」を評価しデザイナーやエンジニアに伝える「レクサスらしさ」の番人である。

もともと機体の操縦桿の開発からスタートした室屋選手と尾崎氏の関わり合いだが、尾崎氏によると、いまでは室屋選手とレクサスの取り組みはより広範囲に渡っているという。

「マスタードライバーの豊田会長が『素の自分に戻れる空間が大事』と言うように、いま我々はそこを目指してクルマづくりを行なっている。『素の自分とは何か』をもっと定量的に出せないかということで、脳波や生体反応などを解析をして段々と(素の自分とは何かが)わかってきた。

室屋選手はレースに入る前に集中力を高めるためのルーティーンがあるのだが、室屋選手を間近で見ていると、メンタルの強さやコントロール能力がすごく高い。これはいい機会だということで、レース前の脳の状態を調べてみると、普通の人から取ったデータでは出ないような、我々が仮説で立てている『理想の素の自分』の脳の状態とすごく雰囲気が似た脳波が出てきた(尾崎氏)」

いわゆる、アスリートが「ゾーンに入る」という言葉があるが、室屋選手はフライト前は近寄りがたいほどのオーラを発し、ハンガー内もピンと張り詰めた空気が漂う。尾崎氏曰く、「ゾーン」というのは極度に集中力を高めながらもリラックスした状態のようなイメージだという。

400km/hという極限の状態で戦うパイロットには、それ相応の高い集中力でフライトをしているのだが、尾崎氏らは、ドライバーが集中しながらもリラックスできるような車内環境を、室屋選手との研究も生かして作っていくそうだ。

「室屋選手のメンタルが(クルマづくりの)参考になる。(乗員が)安全に楽しくリラックスして運転できる環境づくりができるクルマにまた一歩近づいている(尾崎氏)」

そんなレクサスと室屋選手の戦いの模様は、7月5日(土)22時に予選、7月6日(日)22時に決勝が配信される。取材日、フライトを終えた室屋選手の表情は、飛び立つ前の真剣な表情とはうって変わって明るかった。

「僕自身のコンディションもいい。レースに向けてちゃんと準備してこれているので、ベストな状態でレースに臨めている(室屋選手)」

アップデートされた機体とともに、室屋選手がどんな戦いを繰り広げるか注目である。

(終わり)

◎あわせて読みたい:
>>【検証】過去なかなかヒットしなかった“小さな高級車”。登場から1年半のレクサス「LBX」は成功できたのか?

写真:(c)Miho Harada PATHFINDER、編集部

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