ポルシェ初のコンパクトSUV、マカン同乗試乗
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:ポルシェジャパン
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:ポルシェジャパン
マカンは確かにアウディQ5とシャシーの主要部分を共有している。しかしボディ外板には共通部分は無い。アルミ製のボンネットやリアゲート、樹脂製給油リッドなどの採用で軽量化に留意。空気抵抗を示すCd値は0.35~0.37ということだ。
一方、シャシーを見るとサスペンションアームなどは、ほとんどアウディ刻印のものとなっている。しかしマカンは4WDシステムにトルセンセンターデフではなく、電子制御式のPTM(ポルシェ・トラクション・マネージメント)を採用。18~21インチが用意されるタイヤをすべて前後異サイズとできたのは、トルク配分を前後輪の回転差に頼らない、このシステムのおかげである。
サスペンションもコイルスプリング仕様だけでなく、クラス初のエアスプリング仕様を設定している。ステアリングギア比は速められ、電子制御式デファレンシャルとブレーキ制御を組み合わせてトルクベクタリングを行なうPTV Plusも用意。カーボンセラミックブレーキのPCCBも選ぶことができる。
全3種類のエンジンのうち2種類のガソリンエンジンは、ポルシェ設計のツッフェンハウゼン工場製となる。マカンSが積むのは排気量3L、そしてマカン ターボが積むのは3.6Lの、ともにV型6気筒ツインターボユニット。前者が最高出力340ps/最大トルク460Nm、後者が400ps/550Nmを発生する。ともにサーキット走行にまで対応するインテグレーテッドドライサンプを採用している辺りは、いかにもポルシェらしい。トランスミッションは7速PDK。となると心配になった牽引能力は、何と2500kgまで対応するというからトルコンATの車両に劣るところは無い。
こうして見ると骨格以外はすべてQ5とは別物。そう言ってもいいのではないだろうか。そして実際、その印象は走りで証明されることとなった。
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