新型「クラウンエステート」はステーションワゴンとSUVの“いいとこ取り”？ 後席や荷室は広大だが立体駐車場の人は要注意

クラウンエステート

パワートレインの選択肢は「PHEV」と「HEV」の2つ

クラウンエステートのパワートレインは、プラグインハイブリッドの「RS」（810万円）と、ハイブリッド「Z」（635万円）の2つから選べます。

Zは2.5Lハイブリッドのモデルで、システム最高出力は243ps、WLTCモードでの燃費は20.3km/Lです。

ハイブリッドシステムは高出力のバイポーラ型ニッケル水素電池を使っているため、アクセル操作へのレスポンスや、スムーズな加速力に優れています。エンジンは高圧縮比やロングストローク化などの技術で、低燃費かつ高出力に貢献しています。

RSは2.5Lプラグインハイブリッドで、システム最高出力は306psを発揮します。EVモードでの航続距離は89km、燃料消費率はWLTCモードで20.0km/Lとなっています。

プラグインハイブリッドシステムはE-Four Advancedを使っているため、従来のハイブリッドより加速力に優れています。積載時や悪天候下でトルクを後輪へ積極的に配分し、重量増を感じさせない安定感を確保します。

静かなEV発進と電動アシスト加速を併せ持つRSは、上質な移動と走りの楽しさを両立させたい“大人のアクティブキャビン”志向に最も適したグレードといえるでしょう。