【あの頃、あいつが好きだった】1988年型日産「シルビア」美しきスペシャルティクーペはしなやかな走りが魅力
掲載 carview! 文:横田 宏近/写真:日産自動車 52
掲載 carview! 文:横田 宏近/写真:日産自動車 52
インテリアは 2+2構成。モノフォルム形状のバケットシートを採用し、グローブボックス表面をシートと同様のマテリアルで仕上げるなどスペシャルティらしいこだわりが見られた。
トランクスルーが可能な後席は、狭いながら実用的なスペースを確保しており、相応のユーティリティを実現していたのもユーザーにはプラスだった。
メーターは 4連式が標準で、オプションでヘッドアップディスプレイ機能を備えたデジタル方式をチョイスすることができた。
シルビアの走行性能は、しなやかなフットワークが特徴だった。それまでのスペシャルティクーペは、俊敏な走行性能を実現するために硬い足回りが多かったが、シルビアは柔軟に路面に追従する高次元のサスペンションを採用。
乗り心地は良好で、高速走行でも後輪はしっかりと駆動力を路面に伝えていた。ステアリング特性は弱アンダー気味で、非常にナチュラルな走行感覚を楽しめた。
しかし、ボディ剛性については現在の車と比べるとやや華奢な印象があった。これがシルビアの数少ない弱点だった。
ターボ仕様のK’sは、スポーツドライビングで圧倒的な速さを誇り、1.8Lエンジンの初期型は高回転域で若干の荒さがあったが、ターボパワーは刺激的だった。後期型の2.0Lエンジンはトルクが強化され、さらに安定した速さを提供した。
S13型シルビアは、スポーツドライビングを楽しむには最適なクルマだった。販売終了後も多くのスポーツドライバーから熱い支持を受け続けており、その走行性能は今でも新鮮な感動を与えてくれる。
<おわり>
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