「次期ハリアー」はやっぱり存在する。業界通が語る“消滅説”の背景と、それでもトヨタが作り続けなければならない理由とは?
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 27
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ただ、ハリアーは過去にもモデル消滅の危機に瀕したことがあります。
初代および2代目のハリアーは、海外ではレクサス「RX」として販売されていましたが、2009年にRXが国内に導入されることになった際に、重複を避けるためにハリアーが販売終了となる見込みでした。
一方、すでに国内で絶大なブランド力を誇っていたハリアーを消滅させることに反対する声が販売店などから挙がったことで、RXとはまったく異なるモデルとして3代目ハリアーが登場したという経緯があります。
その結果、ハリアーの系譜は途切れることなく現在まで続き、2024年の新車販売台数ランキングでは、ライバルである日産「エクストレイル」やスバル「フォレスター」、マツダ「CX-5」などを大きくしのぐ乗用車全体の13位にランクインするなど、いまなお多くのユーザーに支持されるモデルとなっています。
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こうした状況を見るかぎり、ハリアー消滅の可能性がうわさされていること自体が、多くのユーザーにとっては信じられないことかもしれません。
しかし、前出の業界関係者は次のように話します。
「たしかに、『ハリアー』という名称には強いブランド力がありますが、それはあくまで日本国内に限定したものです。その点、『クラウン』という名称は『ハリアー』よりも長い歴史をもち、なおかつ高級感をあらわす言葉としてもより直接的です。
クラウンがSUVを中心としたモデル群となり、さらにはグローバルモデルとなったことで、『クラウン』が、グローバルにおけるトヨタの上級SUVを象徴するものとなりつつあります。
そうしたなかで、『ハリアー』は相対的にその地位が低下してしまっているのが実情です」
(次のページに続く)
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