【どれも悩ましい…】アウトドア仕様「スペーシアギア」は本当に買いなのか？ 激戦のライバル3モデルと比べてみた

スペーシアギア

積載性・居住性を比較。アウトドア軽に求められる実用性

スペーシアギアの室内長は2170mm、室内高は1415mmと、スクエアなパッケージにより頭上空間に余裕があり、4人乗車でも快適性が保たれている。スリムサーキュレーターが標準装備され、後席の空調循環にも配慮されている。

内装はカーキ系の差し色とマットな樹脂素材で構成され、アウトドアギアとの相性も良好だ。撥水加工シートや防汚ラゲッジフロアなど、レジャー仕様に対応する装備も揃っている。

後席には3モードで使える「マルチユースフラップ」（オットマン／レッグサポート／荷物ストッパー）を採用。シートをダイブダウンすれば、27インチMTB（マウンテンバイク）やサーフボードも積載可能なフルフラット空間が出現する。

デリカミニはリアシートスライド・チップアップ機能に加え、床下サブトランクを装備し、積載の自由度が高い。タントファンクロスは助手席側にピラーレススライドドア「ミラクルオープンドア」を採用し、大きな荷物の積み下ろしや子どもの乗り降りに配慮されている。

N-BOX ジョイは、ダイブダウン機構と床下収納を組み合わせた「ふらっとテラス」を採用し、遊び道具を広げられる“部屋感覚”のスペースを実現している。

いずれのモデルも撥水・防汚仕様の内装や広い荷室を備え、日常使いからアウトドアシーンまで対応できる高い実用性が特徴である。