新型トゥインゴに試乗。異例に個性的、街角を曲がるだけでも愉しい
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:篠原 晃一
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というわけで新型トゥインゴ、都内の湾岸ゾーンを中心に試乗した限りでは、軽快なドライビング感覚とソフトな乗り心地が心地好い、魅力に溢れた小型実用車に思えた。あとは高速道路における直進性のレベルとワインディングを攻めた場合のハンドリングについて知りたいところだが、それを明確に判定するには別の機会を待つしかない。
したがって現状では、すべてを断定するわけにいかないのが歯痒いところではあるが、それを承知のうえで敢えていえば、3代目トゥインゴは最近世に出た実用車のなかでは異例に個性的でドライビングの愉しい、とてもチャーミングなクルマだと僕は感じた。
前記のように、現在の発売車種はノーマルルーフと、そのキャンバストップ版の2種類で、両者の価格差はちょうど10万円。ルーフはやっぱりソリッドな方がいいという向きは前者を、頭上から陽光を浴びる半戸外的空間での移動を望むなら後者を選べばいいと思う。
なお、最初に限定発売されて即座にソールドアウトになったというNAエンジンのMT仕様は、2017年には日本仕様に正式ラインナップされるというから、マニュアル派はそれまでじっと我慢ということになる。
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