ほぼノーマルのまま激坂へ! 水素仕様ホンダCR-V、パイクスピーク・ヒルクライム参戦
掲載 carview! 文:APOLLO NEWS SERVICE 27
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車両製作は、オハイオ州メアリズビルにあるホンダ・パフォーマンス・マニュファクチャリング・センター(PMC)が、ホンダ・オブ・アメリカのレーシングチーム「HART」と連携して手がけました。
特筆すべきは、水素燃料電池パワートレーンに改造が施されていない点です。
これは、2023年に米国でリース販売が開始されたCR-V e:FCEVに搭載されているユニットと同一で、最高出力130kW(176ps)、最大トルク311Nmを発生するフロントモーターに加え、17.7kWhのバッテリー、そして2基の高圧水素タンクを備えています。
EPA(米国環境保護庁)によると、水素モードでの航続距離は270マイル(約435km)、EVモードでは29マイル(約47km)とされており、インフラの未整備が進まない米国でも一定の実用性を確保しています。
米国エネルギー省のデータによれば、コロラド州には現在、水素ステーションがひとつも存在しません。そこでホンダは、ゼロ・エミッション・インダストリーズ(ZEI)製のスーツケースサイズのポータブル水素ステーションや、トレーラー搭載型の大型補給タンクを自社で用意し、現地での走行に備えているといいます。
いよいよ、パイクスピークの頂を目指すCR-V e:FCEVの出走が目前に迫っています。ホンダが再び“技術の挑戦者”として、その名を刻む瞬間が訪れようとしています。
決勝は現地時間の6/22に開催されます。
(終わり)
(写真:APOLLO NEWS SERVICE、ホンダ)
>>【画像】シャコタンになったホンダ「CR-V e:FCEV」をチェックする
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