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トヨタ シエンタは家族や趣味を大切にする人の実用的な国民車となるだろう

今回は3列シートのハイブリット車に試乗

「新時代の国民車」を探す実地調査企画の第9回目。今回の調査対象は、今年9月11日にマイナーチェンジを受けた人気のコンパクトミニバン「トヨタ シエンタ」である。
>>国民車とは?

シエンタという車自体については、今さら多くを説明する必要もないだろう。

小ぶりなサイズながらさまざまな生活スタイルに応えるトヨタの最小ミニバンで、2015年7月に登場した現行型は、オーソドックスなデザインだった初代からいきなり最先端のラテン系デザイン(?)へと大変貌を遂げた。

動力源は1.5L直4ガソリンと、1.5L直4+モーターとなるハイブリッドの2種類。今回のマイナーチェンジでそこは特に変わっておらず(ただしハイブリッド車のカタログ燃費は27.2km/Lから28.8km/Lへと微妙に向上)、主たる変更点は以下のとおりとなっている。

●フロントバンパーやグリル、ヘッドライトなどの各所に新デザインを採用。
●バンパーデザイン変更などにより全長が4235mmから4260mmに。
●ボディカラーの選択肢を拡大。
●モロモロの安全装備がさらに充実。
●従来からある3列シート車に加えて「2列シート車」を追加。

個人的な興味があったのは新たに追加された2列シート車「FUNBASE(ファンベース)」のほうだったが、編集部が用意した試乗車はハイブリッドの3列シート車。まぁ売れ筋はこの「3列シートのハイブリッド車」になるはずなので、編集部のチョイスが正解なのだろう。

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