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トヨタ シエンタは家族や趣味を大切にする人の実用的な国民車となるだろう

運転は楽しめないが、ファミリーや趣味のための実用車

結局のところ、シエンタという車があなたに向いているかどうか、経済的な国民車として大活躍できるか否かは、「愛の方向性次第」なのではないかと筆者は思う。

もしもあなたの愛の方向性が、「家族への愛」と同時に「自動車の運転そのもの」にも強く向かっているのだとしたら、筆者はシエンタをあまりおすすめしない。ほかにもっとあるはずの「けっこうグッとくる操縦感覚も備えたMPV」を選んだほうが幸せになれるからだ。

だが、世の中にはいろいろな人がいる。や、最近はむしろ下記のような人のほうが多数を占めているはずだ。すなわち、

●そもそも車の運転にはさほど興味がない。
●運転に興味がないわけではないが、今はそれよりも「家族の幸せ」を優先したい。
●家族はさておき、自分の趣味(マウンテンバイクとか)を存分に楽しみたい。

このような、「車愛」「運転愛」よりも「家族愛」もしくは「趣味愛」を強く感じてらっしゃる人にとっては、トヨタ シエンタG Cueroハイブリッドはなかなか悪くない実用ファミリーカーもしくは趣味グルマとなる。

燃費も(当然ながら)良好だ。車載計器に基づく当日の燃費は、各所を普通ぐらいのペースで走り回って約19km/L。あえて飛ばした区間もあったので、「じんわりアクセル」に徹していればもっと伸びただろう。

ただし問題は「価格」か。

今回試乗したG Cueroハイブリッドは最上級グレードに相当するため、車両本体価格は前述のとおり253万2600円。T-Connectナビ(9インチ)などモロモロのオプション装備を合わせた試乗車の価格は、車両だけで約301万円。実際に買うとなるとさらに12万円ほどの諸費用も支払う必要がある。

詳しい装備内容は各自でデジタルカタログなどをご参照いただきたいが、筆者としてはG Cueroハイブリッドのひとつ下のグレード「Gハイブリッド」でも、装備レベルは十分と感じた。そちらを選び、なおかつT-Connectナビの画面を9インチではなく7インチで良しとすれば、総額280万円か290万円ぐらいで収めることも可能な計算だ。

そういったニュアンスのシエンタを買い求め、車愛ではなく「家族愛」または「趣味愛」を貫くのも、大変に幸せな国民生活のひとつであることは間違いない。

ということで、全日本国民車評議会(通称:国民車会議)議長としての勝手な評価まとめは以下のとおりだ。

【シエンタ G Cuero[ハイブリッド車]7人乗り 2WD=253万2600円】
・車両価格:★★★☆☆(G Cueroはちょいお高い)
・気持ちよく走れる度:★★★☆☆(良くも悪くも普通)
・燃費:★★★★☆(なかなか)
・積載性:★★★★☆(3列目をたたむ限りは)
・おしゃれ度(外観):★★★★☆(なかなかどうして)
・おしゃれ度(内装):★★★★☆(差し色が効いてる)

・総合国民車度:★★★☆☆

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