DCTを採用した新しいMINIに賛否両論。一押しグレードは?
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:望月 浩彦
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:望月 浩彦
ドレスアップするオーナーが多い「MINI」の場合、今回の変更は気がつかない人が大勢いるかもしれないが、乗れば確実に変化はわかる。今回MINIハッチバックファミリー(3ドア/ 5ドア / コンバーチブル)に施されたマイナーチェンジは、簡単に言えばそんな印象だ。
エクステリアではフロントヘッドライトの外周部分が楕円形にデイライトとして点灯する。夜はフォグランプを含めて全てのライトが真っ白のLED色で輝くように点灯。さらに、リアコンビネーションランプにはユニオンジャックがデザインされた。とはいえ、この程度の変更なら従来型オーナーとしてホッとした人も多いだろう。
しかし、乗り味は大きく変わった。正式に足回りの味付けなどを変えたというアナウンスはないが、誰もが気がつくレベルで乗り心地がよく、滑らかになっている。大人のMINIになったと表現できるほどに。思い返せば、以前MINIのフルモデルチェンジのときにも、そう書いた記憶がある。今回も同じ方向性でさらに進化した印象だ。
今回試乗した3ドアハッチバックのクーパーもコンバーチブルのクーパーSも、明らかに突き上げ感が少なく上質になった。乗り味という観点では明らかに評価できる。MINIが大事にするゴーカートフィーリングも健在だ。オススメ! と言いたいところだが、実は素直に喜べないモヤモヤがあった。これはあくまでも主観だが、MINIを買う人は、こんな優等生を求めていたのだろうか?
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