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ミラージュ1.2L試乗、実直マジメな実用車

要望に応える改良を実施

2012年に登場した三菱ミラージュがマイナーチェンジを受けると同時に、1.2Lエンジン搭載モデルを追加した。

同社商品戦略本部 商品企画部の大久保 直行主任によれば、デビューしてからの2年間でユーザーからは大きく4つの要望が寄せられたという。今回のマイチェンにあたり、それぞれの要望に対して三菱自動車は改善策を用意した。

(1)低燃費は維持しつつ、ゆとりのある動力性能が欲しい。
→従来の1.0Lエンジンに加えて1.2Lエンジンを追加投入
(2)外観デザインにもう少し特徴があった方が良い。
→サイドターンランプ付きドアミラーと可倒式ショートアンテナの採用。1.2Lモデルは、フォグランプと15インチアルミホイールでスポーティさを演出
(3)収納スペースがもう少し欲しい。
→運転席にアンダートレーを設置
(4)内装デザインがやや物足りない。
→ステアリングホイールを本革巻としたほか、シフトパネルとパワーウインドウスイッチパネルをピアノブラック調に加飾

では、こうした改良がどのような効果を生んだのか。新型車試乗会で、1.2Lエンジンを搭載した三菱ミラージュ1.2Gに試乗した。ちなみに1.2Lモデルのグレードは、この1.2Gのみとなる。

会場にはマイチェン前の1.0Lモデルも並べられていた。並べて比べれば確かに新型のほうが上質に感じられる。けれども、ものすごく個性的だったりハッとしたりするような美しさがあるデザインではない。

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